大山(烏ヶ山)


西村

2022年2月19日(土)~20日(日) 係:吉村

参加者:安藤、上田、西村

1週間前からあまり良くない天気予報とにらめっこしていたが、土曜日の午前中ならなんとか行ける!ってことで、午前4時過ぎ、まだ暗い中合流し広島を出発した。

<行動記録> 

8:00鏡ヶ成休暇村奥大山駐車場到着、装備を整える。先般の中央アルプスで「登攀時にトランシーバーがあった方が良い」という話が出たので、吉村邸での会装備棚卸を手伝った際にトランシーバーを準備しておいた。チャンネルをセットし、操作方法を教えてもらう。お互いの声が聞こえることを確認。雪雲がかかる11:00頃を下山開始のタイムリミットとして8:35駐車場を出発。

8:00鏡ヶ成休暇村奥大山駐車場到着、装備を整える。先般の中央アルプスで「登攀時にトランシーバーがあった方が良い」という話が出たので、吉村邸での会装備棚卸を手伝った際にトランシーバーを準備しておいた。チャンネルをセットし、操作方法を教えてもらう。お互いの声が聞こえることを確認。雪雲がかかる11:00頃を下山開始のタイムリミットとして8:35駐車場を出発。

新小屋峠あたり

昨年と同様、今回のトレースも1230ピークを通らずひとつ左の尾根を上がっていくルートとなっている。一旦谷筋へ下りて左の尾根にまた上がる。スノーシュー組はサクサクと進むが、新小屋峠を過ぎたあたりから王道スタイルの安藤さんが少し歩きにくそうで遅れをとってきた。やはりこれだけの雪だとワカンは沈むのか…。9:40休憩を取る。

ここから徐々と傾斜がきつくなってくる。休憩したところから5分くらい歩いただろうか、後ろから聞こえる声が騒がしい。振り返って聞いてみると、なんと安藤さんのワカンが片方(右側)無くなっているらしい。えぇぇぇぇぇ~!?!?どういうこと?安藤さん曰く「えらい足が沈むなぁと思よったんよ、これもワカンとスノーシューの違いなんかなぁ~と」とのこと。全員に「そりゃ沈むわ!」と総ツッコミされる。吉村さんが落としたワカンを探しに来た道を戻っていく。

ここで役に立ったのがトランシーバー。「吉村さん、発見できましたか?どうぞ」「谷まで下りてきたがまだ発見できておりません、どうぞ」「だいぶ下っているようですが、大丈夫ですか、どうぞ」「まだ発見できておりません、どうぞ」「吉村さん、まだ見つかりませんか。」「……」「ワカン発見!ほぼ新小屋峠近くまできています、どうぞ」トランシーバーがあると、離れていても声が聞こえるだけで安心感があった。

休憩した場所よりも遥かに向こうで発見されたが、ワカンも無事に戻り、装備を整えて10:20再出発。「やっぱ沈まんのぉ、ワカン落としてもワカンなかった!」と安藤さん、「そろそろ追悼文書きはじめないと安藤さんのエピソードは多すぎて書ききれんかも!」と他三人。

最初の急傾斜を登りきり標高1300mの開けたところで11:00となった。烏ヶ山は全く見えない。ここは携帯電話の電波がつながるため天気を確認すると、あと50分は持ちそうな状況だったので尾根を上がったところの宇多田岩(近年の通称)まで進むことに。アイゼンに履き替える。

去年は細かった尾根も今年は雪が多いため広い尾根に感じた(雪庇には用心が必要だが)。慎重に進み、最後の急傾斜まで行ったところで上から3名が下山してきた。雪をガンガン落としてくる。岩でないし痛くないので良いのだが、自分が上だったらどうしようか…など今後の注意ポイントとして頭に考えておくことに。下山者に聞くと上がった先は風が吹き荒れていて、主峰には行かなかったとのこと。我々も同じ予定であるなどと話し、最後の登りに入る。宇多田岩はどれだ?雪が覆っていてさっぱり分からないまま登りきると、聞いていた通り吹き荒れた風が顔面に雪を叩きつけてきた。「痛タタタ!」と叫びなら、ふと見ると岩が少しだけ見えている箇所を発見。「あれが宇多田岩じゃろ~!」と決め、11:55そそくさと下山に入った。少し戻っただけで、風からは逃げることができた。

本日はここまで

尾根を戻り樹林帯へ入る手前で再びスノーシューを装着し、斜面を下っていく。スノーシューは小回りがきかずトレースに沿って下るのが苦手なので、トレースの無い新雪を選んで斜面を下おりる。

下山開始

急傾斜が終わり、安藤さんのワカンが無くなったことに気づいたあたりから、辿ってきたトレースを見ていくと片方のだけ「ツボ足」の深い穴が続いている。どこまで穴があるか確認しながら歩いていると安藤さんに「お前らしつこいのぉ~」と言われるが、面白いので穴を探す。最終穴を確認した場所で再び総ツッコミ、「なんで気づかんの?」

ひざ下くらいの深さ(笑)

新小屋峠に近づきカーブミラーが見えたあたりで、カーブミラーを見に道路方面に進路をとった。朝にはなかったトレースが道路にあることに気づく。埋もれたカーブミラーより積雪は約2m弱と推測される。ドレッサーの鏡と化したカーブミラーの前で各自身だしなみをチェック、13:50鏡ヶ成休暇村奥大山駐車場まで戻り山行終了、いつもの酒場へ。

埋もれたカーブミラー

<コースタイム>

(2月19日)

4:00 広島発 → 8:35 鏡ヶ成休暇村奥大山駐車場 → 11:55 宇多田岩 → 13:35 鏡ヶ成休暇村奥大山駐車場

(2月20日)

6:00起床 → 広島へ

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