宮島駒ヶ林クライミング


松林

2022年4月2日(日)  係:松林

参加者:吉村、神庭、元廣

<アルバム>

<行動記録>

姫路岳友会を招待するにあたり、こちらも案内できるルートを増やさなくては...と、今回は宮島駒ヶ林へ。係が駒ヶ林は初めてだったので、経験者3名が参集してくれた。

集合場所の宮島口からは駒ヶ林西面の岩場が見える。フェリーで島へ渡り、海岸沿いを進み、大元公園から駒ヶ林へ登り始める。参道は中盤2/3までは傾斜が緩く後半1/3で一気に急になるので、脚にも精神面にも応える。

目印の町石(16町)を過ぎて取り付きへ。準備をして神庭-元廣、松林-吉村の順で登り始める。初めのクラックから左手に移るところで、「あったはずの支点が無い」とのことで、神庭さんが支点を追加。そこから左へのトラバースは支点が少なく、慎重に進む。

2ピッチ目、3ピッチ目は人工の直登ルート。程良い距離間に支点があり、ギアを多く消費するためか、どちらも15m足らず、というくらい。古いリングボルト2点を神庭さんが交換した。

4ピッチ目は核心の大ハング越えがある。神庭さんがハング越えの際に、リングボルトのリングが延びていることに気付き、苦しい体勢ながら、ボルトを交換してくれた。またムーブは勝手知ったるのか、スムーズに突破していった。係は核心部で沼にハマりそうだったが、3トライ目でかろうじて突破。核心越え後、右上して樹林帯へ入り、登攀終了。

平地に下りると、厳島神社周辺や商店街は、インバウンドの回復と花見目当て?客(ほとんど桜は散っていたが)で、大いに賑わっていた。

これで案内できるルートが増えたのだが、オススメ度はイマイチ。なかなか進まないので、人数が少なめでないと難しいかも...

余談だが、駒ヶ林頂上部にある案内板には、「ロッククライミングのトレーニングの場でもある」との記載があり、「宮島の霊山で修行をしているようなもの」と勝手な解釈をするに至った。(大峰山(山上ヶ岳)や石鎚山の岩場での修行と似たようなものだと)

(文:松林)

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