No.3493 大野権現山~船倉山 9月15日(日)


平井

<参加者>小此木、福永、横山
<行動記録>大野権現山は係が小学校の遠足で初めて登った思い出深い山である。身近な山であるにもかかわらず実に15、6年ぶりである。
 中峠に9時半、係を含め4名で出発。横山さんの車に乗り合わせ登山口へ。ヒノキの植林が続き、道は広く歩きやすい。しばらく行くと右手へ取り、登りとなる。登るにつれみるみる急となり木をつかみ岩を越え、なかなかきつい。しかし曇り空にひんやりする風のおかげでばてることなく頂上へ。わずか1時間足らずで到着。
休憩の後船倉山へ向け出発。ここからはおおの自然観察の森からのしっかりした道。ちらほら他の登山者ともすれ違った。縦走路の途中にあるおむすび岩到着が11時半。眺望もよく、まさしくおむすびの形をした岩の前で昼食。瀬戸内海を正面に遠く羅漢山、おなじみ三倉岳、足元にはベニマンサク湖が見え気持ちのいい場所である。
 昼食を終え、いざ出発したものの縦走路を見つけるのに一騒動。おむすび岩に3回も到着してしまった。大野へ下っていたおじさんに少し引き返すよう教えていただきなんとかクリア。何度も登り下りしていただき皆さんには面目なかった。
 ここからの下りは薄暗く、また急坂であまり人も通っていない様子。しばらく下ると大野側だけ下刈りしてある明るい林が開け、鞍部に着く。ここは佐伯の上峠から登って大野へ抜ける道と縦走路との十字路となっている。そのまま通過し烏帽子岩へ。この道には綿菓子が4、5本はできそうなくらいクモの巣が多く、手を焼いた。
烏帽子岩のピークに着いた頃ポツリポツリと嫌な雰囲気。ここから少し下った所に眺めのいい烏帽子岩があるのだが先を急ぐ。比較的緩やかな登り下りが続き、なぜか山の中に張り巡らされた有刺鉄線。一体何のためだろう。山を歩いているとよくある疑問のひとつである。船倉山間近の眺めのいい開けた登山道で休憩。おむすび岩から見た一面緑の風景とは一変して、ここからは廿日市と広島市の市街地が一望に見渡せる。
船倉山山頂に着いたころ、雨も本降りになりそうだったため各自雨具を身に着け、尾根沿いに出発。が、下山路を探すのに悪戦苦闘。再び申し訳ないしだい。皆さんのアドバイスでなんとか下山路へ合流。船倉山山頂付近はかなり手が入れてあり踏み跡も多い。その反面下山路と勘違いしやすく、しっかりした道でも行き止まりが多い。下山路はピークから少し引き返した鞍部から下に伸びていた道だったのだろうということになった。
正規の下山路を下り始めた頃には雨もやみ始めた。滑りそうな急坂を下りていると突如セメントの階段が。まるで参拝道のごとく舗装されている。白糸の滝を過ぎしばらく行くと舗装が切れ、下れば下るほど道が悪くなる。ここでも皆して一体なぜ、のよくある質問第2段。
王舎城の真裏に下山し、ここから宮島口へは車道沿いに進む。縦走した山々を時折振り返りながら16時40分宮島口着、解散となった。
いつも目にしている山でも登ったことのない山がある。そういう山に実際登ると、なんとなく見ていた山にも一段と親近感が沸いてくるものである。
~コースタイム~
9:30中峠→10:25大野権現山頂→11:30おむすび岩12:15→12:55鞍部(上峠・烏帽子岩分岐)→13:10烏帽子岩→14:35船倉山山頂→15:40王舎城→16:40宮島口

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