No,3919 田部さんシリーズ41回 小田山   (係)武田


武田和美

月 日 11月8日(日)
参加者 宮重(栄・直)
<行動記録>
 田部山シリーズも残すところ、あと3座。小田山、押上山、黄金山である。今回はその小田山に登る。小田山は、広島市の東の端にあるスッキリとした山容の山である。
 イラスケから登るのが一般的で道もしっかりしているが、バスで行くため、熊野側から登ることとし、海上側バス停から登り出す。県道335号線を海上川に沿って入っていくが、廃道の一歩手前。臥龍山の事件のこともあり、捨てられた福助人形の頭を見て、どきっとする。車道が左の谷に曲がるところで「笹ヶ峠」標識を見て、消えかけた踏み跡をたどる。
 笹ヶ峠には、イラスケからの広い道が上がってきている。左に曲がり、小田山まで超急登の山道に入る。送電塔を2本越すと、何かエンジン音が聞こえる。「国草へ近道」の標識がある、植林帯に入った所で、後ろから2台のバイク山道を上がってきた。エンジン音の正体はそのバイクだった。頂上の北側を巻くように林道が横切っているので、バイクが入ってくるのだろう。山道がぐちゃぐちゃになっているところがあったので、イノシシのせいだろうと思っていたが、バイクが荒らしていたのだ。
 広島市域では二つしかない大きい一等三角点が、小田山山頂には鎮座している。見通しがないので、展望岩まで下り、ため池の点在する黒瀬盆地を眺めながら昼食をとった。
 熊野営業所行きのバスが2時間に1本なので、それに遅れないようにと思いながら下山を始めた。山頂から北に植林帯の間を下ると林道に出る。P656まで林道を道なりに行けばよかったのだが、稜線伝いに伐採跡を行こうとして道を探して時間がかかってしまった。ここからはポイント探しの名人の直子さん栄作さんペアがうろうろする私をサポートしてくださり、P656を左下に急下り、バラス車道に出ることができた。栄作さんが「Mがあったよ!」と。間違えずに下っていることがわかり、ほっとする。しかし、想定内とはいえ、時間がかかりすぎ、遅れたら冗談にならないねと言っていたのに、10分遅れでバス停に到着。展望岩でのんびりしすぎてしまった。反省、反省。タクシーで熊野営業所まで戻り、帰りはバスでJR矢野駅に出た。
 申込者もなく、一人でも行こう、でも、一人だったらどうしようと悩んでいたが、宮重夫妻が参加してくださり、楽しい山行ができた。直ちゃんが、「一人の時は絶対に行かないでくださいね。」と言ってくれたが、これからは気をつけようと思った。お二人に感謝感謝の山行だった。ありがとうございました。
<コースタイム>10:15海上側バス停―11:05笹ヶ峠―12:00小田山―展望岩12:05~40―バス停14:05

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