宮島御礼登山


横山

月日:1月14日(日) (係)横山
参加者:三谷、吉村、宮重(栄)、宮重(直)、阿部、元廣、山本(入会心得)

<行動記録>

今年の互礼登山は、第一日曜日が冬合宿直後にあたったため、一週繰り延べてのお参りとなった。
とはいっても、集合時間9:00の本土側桟橋では登山者を含む多くの来島者が列をなして乗船を待っている状態である。その方達を見分すると、リュックを担いでいない乗船客は、その大部分が異国の乗船客であることに気が付く。このところ、季節を問わず外国人観光客が訪れているようである。
宮島側桟橋を出て大聖院までの遊歩道でも異国の言葉が氾濫し、日本語が聞こえるとホッとするような状況である。昨年と違い積雪はないが登山道を上部に詰めるほど凍結している路面が頻繁に現れ、迂闊に進めない。
仁王門では、田内さん寄贈の石柱を仰ぎ見て、護摩堂へとさらに前進する。係のほか数名は、護摩の煙に願をかけるべく霊験あらたかに堂内を一周したので、きっと御利益を賜ることであろう。
三鬼堂社務所で祈祷を受け付けてもらうが、担当僧は「連続祈祷で喉を傷めた。交代要員を応援要請するのでしばらく待ってほしい。」とのことである。座敷で15分程度待っていると、頭を剃り上げた若い僧が入場してきた。剃りあげ頭には一点のシミもない、真にういういしい頭皮である。(若いっていいなー。)
30分の祈祷を終え、記念撮影を行い、大元公園へと下山する。
公園の海岸端には無料休憩所があり、ここで昼食を摂ることにする。すでに14時近いというのに、内部は多くの登山者でにぎやかである。我々は室内の一角にあるテーブルに食材を並べ、厳かに鍋の準備をしていると、先客グループが食べごろの具材と、余った四合瓶(焼酎)を譲ってくれるという。さっそく三鬼さんへの祈祷が功を奏し始めた模様である。
我々の鍋が食べごろとなったころ、先客グループはすべて退散され、広い室内は、我々8人のみとなる。しかし、係は夕方からの外出に備え断酒を徹底しているので、今一盛り上がりに欠けてしまった。(申し訳ありません。)宴も15時ごろには一旦お開きとし、三々五々の解散とする。
帰りの桟橋では、予想したとおりの混雑ぶりで長蛇の列は車道まで続いている。係は列の最後部に並び、「積み残され」の心配などしていたが、予想に反してほぼ全員乗船できたようである。
JR船は新造船で、ガラス張りの客室はとても好感がもてる。また、ここ数年来、本土側の桟橋周辺は土地改良を含めた環境整備がすすめられ、それに伴ってロケーションもずいぶん良くなってきている。これも外国人観光客の増加がもたらした恩恵であろう。いずれにしても盛り上った新年御礼登山であった。