個人山行 北海道旭岳・三段山


竹本 美保

12月29日~1月4日
石田、吉岡、金本、竹本、出羽(会員外)
<行動記録>
12月29日 16:30地御前集合、16:50出発、一路敦賀港へ。
12月30日 1:15に新日本海フェリーで出航。2等船室は運よく揺れの少ない船体中央部近くに確保できた。出航前から荒天が予想され、到着は1~3時間遅れるとのこと。荒れ→揺れ→船酔いが心配だ。船室は吉岡さんの期待通り若い女性の多い部屋だ。若すぎてむずかって泣いていたけど。レストランは荒天の場合営業休止になるので、私は乗船前に夜食、朝食、昼食、夕食を買い込んだ。予想に反して海は穏やかで、誰も船酔いにならず冬の日本海とは思えない快適な船旅である。目的地に近づく程に到着時刻の遅れは少なくなってゆき、結局は予定時刻に苫小牧港に入港した。21時下船後は札幌駅前のアスペンホテルへ。ホテルの近くの一国堂ラーメンはお決まりのコースだ。
12月31日 朝食はビュッフェスタイルでたっぷり食し、早めに旭岳に向けて出発。高速道路で快調に旭岳ロープウェーへ。峠道からちらちらと山頂が見える好天。山スキー組は吉岡、金本、竹本。歩き組は石田、出羽。ゴンドラ待ちのスキー(スノーボード)客は数名。20分毎発のゴンドラに乗り込む。このゴンドラは少しでも風が強くなるとすぐ運休するらしいが、珍しく2日続けて順調だそうだ。ゴンドラを降りるとヘリスキーを思わせる景観だ。やや風があり、北海道の寒さをここで実感。頂上に向けてしばらく登ったが雪面は堅くアイゼンが必要になってくるし、上がっても滑れる雰囲気ではないので、初日ではあるしそれ以上高度を稼ぐのはやめにして、滑りを楽しむことに。火口から上がる噴煙を見ながらスキー支度する。風で吉岡さんのシール用シートが吹き飛ばされる。シートを追いかける吉岡さん。運よくくぼみに引っかかっているのを回収できたようだが、素手で追いかけて-15℃の中で指が凍りかけたそうだ。コース外滑走禁止の看板を遵守して圧雪ゲレンデを滑る。少しはずしてみると新雪なのだが雪が重たく埋もれていくのでやっぱりコースに戻る。初日と怪我明けを考慮して無理なくゆったり滑る。駐車場に戻ると石田さんたちは車でどこかに出かけたようだ。待ち合わせ時間まで間があるので急いでもう一本滑りにゴンドラに乗り込む。金本さんは足が疲れたので待つそうだ。京都から来たという山スキーの女性と談話していた。15時に上部駅に下りると広島より1時間は早い日没、すでに日差しは夕暮れ。やっぱり15時は行動終了時間だ。さっきの登り返しのある上級コースとは変えて中級コースを滑った。5~10m幅でクロスカントリー的な林間コース。今日は足慣らしに徹しよう。ゴンドラ駅の少し手前で出迎えに出羽さんが歩いて来るが我々に気付かずすれ違いそうになる。声をかけると驚いて、滑りの格好いい人達なので、違う人だと思ったとのこと。本人は格好よくないってこと?
凍る路面が怖いので少しでも早く宿泊地に着こうと、手早く片付けて上富良野へ出発。バーデンかみふらのは3年ぶりだが、奥さんは覚えていてくれた。その晩は大晦日の晩餐で富良野和牛コースをおいしく頂いた。もちろんふらのワインも。新しく出たという温泉は鉄分は多いがもちろんかけ流し温泉で冷えた体をゆっくり温めた。
1月1日 元旦の朝。山の稜線がくっきり見える。ご来光だ。宿の主人に三段山クラブという山スキーのグループのDVDを見せていただいた。最高のパウダースノーの日を選んで撮影するのだろうが、旭岳、富良野岳、三段山とテレマークでとばす姿はあまりに格好よい。あんな風に滑れたら気持ちよいだろうなー。今日は十勝岳方面。宿から車で10分かからない白銀荘から三段山へ。山スキー組に歩きの出羽さんは1時間歩きでついてきて引き返すとのこと。先行パーティーが何組かいる。風もなく穏やかな中歩を進める。振り返ると眼下に広がる富良野の町。もうそろそろ、という出羽さんを引き止めて二段の上まで登って小休止。階段状に緩斜面と中急斜面を繰り返すので三段山。森林限界を越えてここから先はハイマツだけで展望が開ける。出羽さんはここから引き返した。三段目を過ぎて、頂上はあともう少し。先行パーティーが上から滑り始めた。最初のシュプールを描く人は気持ちよさそうだ。ただし上部は吹き溜まりのふかふかと風で吹き飛んだカリカリ雪面とが交互で滑りにくそう。三段山頂上は1748m、標高差で700mほど。のんびりペースで2時間半だった。三段山の頂上から十勝岳を望むが、谷をはさんで崖尾根はアイゼン、ピッケル、ザイル必須でスキーのついでに気軽に行ける雰囲気ではない。行くのなら十勝岳のついでにスキーのつもりで行くべきである。吉岡さんが格好よいスキービデオを作るために今回購入したというハイビジョンビデオカメラで撮影しながらの滑りだ。雲がかかり出して展望が見え隠れしてきた。
止まり止まり撮影と自分のシュプールを確認しながら滑る。金本さんはさすがきれいな滑りだ。広島のスキーヤーは北海道にも引けをとらないと自信を持っていいと思う。樹林帯に入ると、ふかふかの雪面は安定し、浮遊感が気持ちよい。1時間かけて車まで滑り降りた。石田さんと出羽さんは600円で温泉と甘酒を楽しんでいたそうだ。まだ2時前で時間が早いので、通称オートルートと呼ばれているショートコースを滑りに行くことにする。十勝岳温泉凌雲閣からバーデン上富良野に至る谷を滑るのだ。雪はまあまあで、3人で思い思いに滑るとあっという間に宿に着いてしまった。前に滑ったときはもっと長かったと思ったけど。足並みが揃っていたということか。
歩き組の二人は露天の吹上温泉に偵察に行って入らずに帰ってきたそうだが、それは覗きに行ったというのとは違う?前に入ったので自分は遠慮したが、人には混浴の露天温泉を強く勧めた。昼間に入ると富良野の町並みを眺めながらなんだろうなー。
1月2日 今朝の天気は薄曇り。昨日午後からちらちらと降った雪が10cmほど積もっている。余裕を持って移動するため半日しかないが、滑る場所は三段山とした。富良野岳はところどころ黒く見える箇所が目立つ積雪量の少なさなので今回は見送った。外には富良野岳を目指しているスキーヤーが何組も見えていたが、樹林帯を滑るのなら問題はないのだろう。今日は約十年前に滑ったという石田さんのお勧めで二段目の上から1つ西の谷を滑ることにする。10時半まで登って、そこから滑るという計画。1時間で二段目1350mに到達。新雪を選んで樹林帯を滑った。今日も撮影しながら無理せず滑って、下りは30分。宿で温泉に入って体を温めて、昼食後札幌へ出発する。今回の参加者の中に幸運を呼ぶ人がいたのか、海は静か、天気も穏やか、ラッキーな旅程であったが、私にはツキが回ってきていないのか、北海道の友人がわざわざお土産を持って会いに来てくれたのに道路ですれ違って会い損ねるというハプニングがあった。ソフトバンクが圏外なのが敗因。上富良野ではdocomoかauの方がいいみたい。札幌ではお決まりの札幌ビール園で打ち上げをした。広島ではほとんどお目にかかれない1Lの大ジョッキに感動。ジンギスカンを堪能して小樽港へ。23:30出航。
1月3日 海は穏やか。まるで夏の海。快適な船旅で予定通り21時舞鶴到着、一路広島へ。吉岡さんだけ明日は仕事。
1月4日 2時地御前到着。
今回は私は怪我明けのリハビリ山行、体力的にもあまり余裕がなかったが、無理のない計画で、パウダーに近い雪を楽しむことができた。みなさん、ありがとうございました。石田さん、いろいろお世話になりました。あとは格好よいスキームービーの出来上がりが楽しみである。
<コースタイム>
12月29日 廿日市(17:00)―――
12月30日 (00:30)敦賀港(01:15)―――(20:40)苫小牧―――(22:00)札幌
12月31日 札幌(07:30)―――(11:30)大雪山旭岳ロープウェイ(あさひだけ)―――(12:20)姿見(12:30)―――(13:00)旭岳石室(13:25)―――(14:25)あさひだけ―――
      (16:30)十勝岳温泉・バーデンかみふらの
1月1日  吹上温泉(09:35)―――(10:40)二段目(10:55)―――(12:00)三段山(12:25)―――
      (13:40)吹上温泉
      終了後、オートルートを滑る
1月2日  吹上温泉(09:10)―――(10:15)二段目(10:25)―――(11:00)吹上温泉
      バーデンかみふらので入浴後、札幌へ。
      小樽(23:30)―――
1月3日  (21:00)舞鶴―――
1月4日  (02:00)廿日市

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