個人山行 三倉岳クライミング


松林

8月1日(金) 元廣、松林
 この日も合宿前のトレーニング。元廣さんが休みを合わせてくれたのだが、“梅雨明け後の10日間”を過ぎてしまったためか、曇り予報。午後は天気が持ちそうにない。マロンウォール前の駐車場に着いて「マルチは無いな」の意に達し、ダブルロープを置いてBコースを登って行く。
 まずは「門前払」。ここは昨年に元廣さんと登った記憶があるのだが、岩に近付いて「これでしたっけ?」とリッジの難しいルートを指してしまう。左に回ってクラックを見ると「そういえばこんなんだったな」と思い出し、準備をして岩に取り付く。序盤の核心部を過ぎれば上は難しくないが、確実なカムのセットを意識してゆっくり登り、上に着いたら自分を確保して元廣さんを上げる。2人とも久々のクライミングのため、登るのもゆっくり、ラッペルのセットも一手一手落ち着いてゆっくり行う。名付けて「ゆとりクライミング」。
 続いて登山道右手の「ひなまつり」「七五三」「成人式」の並びへ。「ひなまつり」は逃げ腰気味に右手の棚を使い、中央に戻った後は左上での立ち込みをこなして、トップロープにして交代。「七五三」はバンドに出る手前で少しフォールするが、腹筋の痛くなるバンドでの立ち込みをこなし、フレークを越して上のカンテのホールドを掴み、「成人式」の終了点へロープを延ばす。
 腹が減ったので食料補給をしていると、ポツポツと雨粒が落ちてくる。雨雲レーダーを見ると、今後は7~8割方雨の模様。
 今日の出来具合と降ってくる雨で「成人式」はとてもリードできる状態ではなく、残しておいたトップロープで登る。元廣さんの番になると雨が強くなり、左のルートの棚はもう水浸しである。足の裏が滑って大変そうだったがとりあえず回収完了し、片付けて下山する。雨により時間的には2/3程度で終わってしまったが、良い復習にはなった。

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