No.3550 穂高連峰(奥又白~前穂高岳北尾根~奥穂高岳~北穂高岳~涸沢) 10月10日~13日 (係)三谷


三谷 和臣

<参加者>坂口、神庭、田房
<行動記録>
 10月10日~11日
 田房さん、三谷は仕事を終えて慌ただしく広島を出発する。西宮北ICで神庭君を乗せ、京都深草のバス停で坂口さんを乗せる。渋滞もなく順調に走り、5:00前沢渡の駐車場に到着する。考えることはみんな一緒で夏のような賑わいを見せている。30分ほど仮眠をとり、6:00発のバスに乗る。
 徳沢までは延々と続く長蛇の列をごぼう抜きしながら休憩なしで歩く。新村橋を渡るつもりが、コースアウトしてしばらく藪を漕ぐ。本通りのような人混みに別れを告げる。横尾までは上高地並みの観光地化進んでいる。そのうち涸沢も・・。徳沢対岸の林道をしばらく歩き、奥又白へと続く中畠新道の登りにさしかかる。風のない樹林帯を歩くと先程の寒さが嘘のように汗ばんできた。パノラマ新道との分岐では涸沢に向かう登山者が休息をとっている。この分岐で水を補給する予定だったが、枯れて一滴もない。沢の上流に向かって歩くと僅かに水が流れていた。夏には豊富だった水も、秋には枯れてしまうことがあるので要注意である。分岐からは奥又白への急な尾根を登る。延々と続く登りに汗だくになる。睡眠不足にも関わらずみんなよく歩いた。時折視界が開け、慶応尾根から北尾根へと伸びる長大な尾根を全て確認することができた。このルートをとったことは正解だった。冬の穂高には、まずあそこを登らないと始まらない。徐々に前穂北尾根の岩壁帯が近づいてくる。四峰正面壁の顕著なバンド、ハング帯、東壁のスラブなどの全容がよく把握できた。いつか登る日のために目に焼き付けた。折角なのでザックを分岐にデポして池を散策しに行く。紅葉は既に終わっていたが、予想通り雰囲気のよいキャンプ地だ。ひょうたん池に比べると断然水が綺麗である。まだこれなら飲めそう。池を写真に納め、北尾根目指して気合いを入れる(13:00)。
 不安定なガレ場を落石に神経をすり減らしながら登ると、約2時間で5/6のコルへ到着した(15:00)。1パーティーがキャンプしている。我々はその先へ。赤や黄の紅葉に囲まれた美しい涸沢を見下ろす。春や夏の涸沢とは異なった趣がある。5峰は問題なく通過し、4峰の登りに差し掛かる。以前からの課題だった、奥又白側へトラバースするルートを探す。さい先よく踏み跡を見つけるが、辿ると正面壁の終了点に出てしまった。トラバースは行き詰まり、直登するも浮き石だらけで気持ち悪い。転落すると振り出しに戻ってしまう。我慢して登り続けると、直登のルートに合流した。3/4のコルへの巻き道を見つけることができたが、踏み跡が判然としない上、一部崩壊して余りよくない。日暮れが迫ってきたので、坂口さんは直登ルートを先行してもらう。神庭君が偵察から戻って来ると、岩峰基部で待機中の田房さん(ヘリが接近してきて一人慌てていたそうだ)を連れて登る。結局素直に直登した方が良さそうだ。既に暗闇となった3/4のコルでキャンプする(17:40)。徳沢から標高差1

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