2日目


霧島の沢と山 

26日。朝6時過ぎに起床。えびの高原の吹きさらしの軒下で朝を迎える。寒いと思っていたが案外暖かかった。ここの軒先は長いので、寝るのにはもってこい。ただし、夜中の車のうるささに耐えないといけないけれど。鍋の残りを雑炊にしてお腹いっぱい食べた後、撤収。昨日と違って大浪池の山頂が朝焼けにはっきり見える。天気はいいぞと高千穂河原に向かう。高千穂河原につくと、目の前の高千穂峰にガスがかかり始める。「曇ったらどこも同じよぅ。」と吉岡さんは高千穂河原の観光に。その他は9時過ぎにお鉢を目指して登り始める。霧島神宮の跡地の横を通り、きれいな石畳を上る。石畳が石段になり、石段も切れる頃から傾斜がきつくなり、火山らしい登りに。ガラガラとした軽石がたまって歩きにくいが、それをさけて岩がでているところを登ると思った以上に歩きやすく、階段じゃあ、と1時間ほどでほいほい登ってしまった。お鉢の上まで上がるとしばらく火口が見えた後、すぐガスに隠れてしまった。これほど火山が密集した山域を登ったのに、2日で火口が一つしかみられなかったのは残念だ。たぶん、これも自分のせいなのでしょうがないけれど。お鉢の周りを時計回りに半分回って鞍部へ。今度は高千穂峰への登り。お鉢と違って、露岩が出ているところが少なく、しょうがなしに木の杭にたまった軽石の砂地を踏みしめながら登る。ザレ場の登りは上手く歩かないと体力ばっかり消費してしまう。これはトレーニングだと思いながら30分の我慢で山頂へ。景色は相変わらず見えなかった。残念。風もあり寒いので、とっとと下山。ザレ場・でこぼこ火山岩岩場にと、こけないように足を運んでいると下りてしまった。この日の登山行程は2時間半でした。途中のガスの切れ間の景色はとてもきれいで、ガスさえなければさぞかし絶景でしょう。下山後は喫茶吉岡で自家焙煎珈琲をいただき、新湯に戻って、またまた極上の白濁湯につかり、すいすいと広島まで帰り着いたのは8時過ぎでした。次回、ミヤマキリシマ一色の時期にリベンジの予定です。〔記:赤井〕

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