黄金山(田部さんシリーズ最終回)


宮重(直)

5月23日(日)

参加者:田部さん、久保(信)、古屋田、亀井、尾添、野田(岳、あ)、神庭、多賀谷、高田、武田、赤井、藤井、山本(文)、山本(登)、山田(昌)、元廣、青木、吉村


 2005年1月、会の先輩、田部さんが出版された本、「広島市の山を歩く」を手に提げて市内の山を歩いてみよう、とご本人に何の承諾もなくいきなり始まった何とも失礼なこのシリーズ、今回の黄金山で掲載された山すべてを例会で歩いたことになる。

 今回は、広島山岳会80周年日帰り企画として田部さんシリーズの最終回を打ち出した。マツダズームズームスタジアムを出発、田部さんを先頭に東雲市内を傘カッパ、大きいザックが20人で練り歩き、すれ違う人みんな見るわ見るわ。頂上に着いたらいつものように全員で証拠写真、その後は後輩たちが会場設営、食事の準備にとりかかる。

 多い時には月2回、少ない時は年4回と計画性ゼロで進行してきたが5年がかりで最終回となった。田部さんが出版された本がキッカケとはいえ、それを見ながら歩く。例会の報告を会報に載せる。今度は田部さんがそれを読んでくださる。顔を出してくださったのは2~3回だが、すべてのシリーズ例会を一緒に歩いたかのように詳細に知ってらっしゃった。「文字」は人を繋ぐものだとつくづく感じた。
 また、我々も回を重ねるにつれ、この本のすごさがわかってきた。ルートがいくつも解説してあるので縦走が組み立てられる、概念図を載せたガイドブックは多くあるけれど、この本ほど読みにくくて?使える本はない。と思う。

 さて、雨の中ではあるが、立派な雨除けシルバーシートと厨房テラスが完成、お昼のメニュー、豚汁も出来上がり、天婦羅も揚がり始めた。昨晩巻いた巻きずしと会長差し入れのオードブルを並べて宴会の始まりである。だんだん強くなる雨もなんのその、時間いっぱい、食材いっぱい食べつくし、最後はサイン会。撤収後はまた20人の傘カッパ集団で車道を歩いておりた。

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