恐羅漢山 (係:吉岡)


徳永

10月5日夜~6日
参加者:吉岡、川﨑、桑田、T(会員外)
ヒュッテが綺麗になってから、まだお泊りができていなかった私は、前夜がヒュッテ泊であるこの機会に参加を希望。係の吉岡さんからは、5日の夕方から各々ヒュッテに集まるようにとのことだったので、私と川﨑さんは土クラに参加後、ヒュッテへと向かう。桑田さんは仕事の為、翌日朝より参加となる。
ヒュッテに着くと、吉岡さんとTさん(会員外)が既に寛いでおられた。備品も増えて様子が変わった室内を見渡して、いそいそと荷物を置いて、プシュッ。テレビには山スキーのDVDが流れており、明らかにウン千メートルの山をスキーで垂直に降りて行く人が。一瞬、誰?と思ったがそれは勿論プロの方だった。その後、吉岡さん達が山スキーをしているDVDを見せていただいた。蒼天のもと、スキーを自在に操りながら滑る様を見ると何とも気持ちよさそう。見知った顔もチラホラ。川﨑さんは、山スキーに必要な道具を色々と聞いていた。あれ?山スキー始めちゃう!?
翌6日は6時起床予定だったが、寝心地がいいのか、ショートスリーパーの川﨑さん以外は6時半に起きてしまった。吉岡さん特製の分厚いシナモントーストと豆から挽いた美味しいコーヒーを頂いていると、桑田さんが若干道に迷いながらもヒュッテに到着。支度をして二軒小屋駐車場へ向かう。山スキーにGPSは必須だが、使い方を分かっていないと駄目だということで、吉岡さんのGPSをお借りして基本的な使い方を教えてもった。天気が心配だったが曇ってはいるものの大丈夫そう。
藤本新道へ入り樹林の中を歩く。紅葉はまだだが秋の気配がする。桑田さんは地図とコンパスの使い方をTさんに教えてもらっていた。地図読みは大事なので地図とじっくり向き合える機会は逃さないようにしたい。私も現在地の検討をつけ、お借りしたGPSで合っているかを確認してみる。時折、吉岡さんはビデオ撮影の為に先を歩いて行かれる。昨晩見たDVDも上手く撮れているなぁと思ったが、色々と工夫があるようだ。
トップを行く川﨑さんのいいペースで十方山へ到着。十方山が初めての桑田さんには残念だが、その名の通り360度のガスと風(また登ってきてね)。山頂では吉岡さんの美味しいドリップコーヒーをいただき色々な話をする。少し肌寒くなってきたところで、十方山を出発。出発時に桑田さんが地図とコンパスを使って「方角はこっちですよね?」と一面ガスとなっている状況で次に行く正しい方向を指し示す。地図読みはこういうときに役に立つ。
十方山から獅子ヶ谷登山口へは途中から沢沿いとなり、だんだんと水の音が近づいてきたりするのが楽しい。獅子ヶ谷登山口に着くと、工事用なのか背丈ほどの砂が登山道の幅いっぱいに盛られていた。盛られた砂を乗り上げて林道から数分の水越峠登山口へ。ここから急登だが、誰ひとりペースが落ちない。県境別れあたりで吉岡さんが先に行ってくれと言われ、ホッとする。旧羅漢山で休憩とし、吉岡さんを待つつもりでいたが、ほどなくして来られた。6月の山行では、松林さんが巨岩に登られていたが、今日はそんな好奇心いっぱいの若者はいなかった・・・。今更だが『旧』羅漢山ということは、昔は羅漢山と呼ばれていたのだろうか。
旧羅漢山から恐羅漢山までは原生林の趣がありこの一帯で一番好きなところだ。湿地帯ではその季節にモリアオガルの卵を見ることができる。
道標通りの20分で恐羅漢山頂に着くと、天気も回復。周りの景色を眺め、恐羅漢山にゆかりのある人のことを想う。夏焼のキビレからヒュッテに戻り山行終了。
ヒュッテで再度、豆から挽いた美味しいコーヒーをいただいたき、桑田さんの迷言と、牡蠣鍋山行の約束をして解散。

《コースタイム》8:30 ヒュッテ出発→8:53 二軒小屋駐車場→9:04 二軒小屋登山口→9:35 藤本新道分れ→10:02 丸子頭分岐→10:08 丸子頭(1236m)→10:42 那須分れ→10:53 奥三ツ倉→11:18-11:52 十方山(1318.9m)→12:42 獅子ヶ谷登山口→12:43 水越峠登山口→13:35-13:54 旧羅漢山(1334m)→14:13-14:25 恐羅漢山(1346m)→14:54 台所原分岐→15:03 夏焼のキビレ→15:22 ヒュッテ着

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