山スキー 大山・鳥越峠


吉岡 好英

3月11日~12日
<参加者>小泓、金本、溝手、武田、竹本
奥大山スキー場駐車場にテントと車に分かれて就寝。
早朝は時々、雨の音がしていたが、5時頃起きたときは本降りとなっていた。6時30分頃、ユートピアの避難小屋に泊まっていた先発組みの恒さんより「稜線は吹雪」と上の状況が入る。下は相変わらず雨なので、下山を勧める。そして後発の山スキー組はしばらく状況をみることにする。行動中の雨なら、動かざるを得ないが、出発前の雨では動く気がしない。朝食後、昨年の振子沢のリベンジと張り切っていた武田さんは小雨の中、鍵掛峠辺りまで行くといってフリートレックを持って出かける。新しい兼用靴の感触を確かめたいのだろう。根性無しの残り5人は既にオープンとなっているレストハウスへ移動。暖炉の前に腰掛、時間をつぶす。竹本さんは朝から地ビールを飲注文する。しばらくして外を見ると武田さんが帰ってきた。雨はほとんど降っていないので、恒さんたちを迎えに鳥越峠まで行くことにする。雨具を着てスキーを担いで、除雪された道路を鍵掛峠方面へ向かう。峠手前の登山口からスキーを履いて鳥越峠へと向かう。初めは緩い斜面だが稜線近くなると傾斜はきつくなってくる。ガスがかかっており、GPSで確認しながら上っていく。出発前にこの時期はシールに雪が着きやすいのでワックスか防水スプレーを塗布しておくように注意しておいたが、シールの裏にしっかりと雪を付けている者もいる。稜線に着き、確認すると鳥越峠は烏ヶ山寄りに200mのところだ。先に進んでいた3人を呼び戻し、ここのコルで下山の準備をする。恒さんたちにコールをしてみるが、風で声はかき消されてしまう。後で聞いたら、この頃、恒さんたちは駒鳥小屋付近でウロウロしていたらしい。コールが聞こえたような気がしたと言っていた。我々はシールを外して、思い思いにチョット固めの急斜面へ滑り出す。急斜面はアッという間で終わり、後は長い緩斜面となる。木谷沿いに下りた小泓さん、フリートレックが壊れたと言っている。仕方ないので板をザックにつけての歩行となる。道路に出たときはザックを担いでいないではないか。聞いてみるとザックを担いでいたら、雪に埋まって歩けないので武田さんにとってもらったとのこと。残念ながら振子沢は天候悪化で滑ることは出来なかったが、鳥越峠まで行かれただけでも良しとしよう。下山後は竹本さんの希望により、桝水へ地ビールを買いに。14時頃、車中で恒さんと無線連絡がとれる。7時頃ユートピアを出発し、14時やっと鳥越峠で休憩中だと言う。地ビールを購入後、注文から1時間くらい待ってソバを食べる。その後、先発組みの恒さんたちと合流し、広島へ。
奥大山スキー場(9:40)ーーー(11:40)鳥越峠(12:00)ーーー(13:00)奥大山スキー場

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