三倉岳 9月1日(日)


神庭

武田、児島、平井、森(入会希望)



 合宿も終わったばかりなので玖波から歩く人はいないかと思いつつも、「係は前夜発で歩きます。」と会報に載せてみた。誰一人連絡のないまま日は近づき、一人で歩くんだろうと思い始めた頃、玖波から参加の連絡が武田さんから入った。暗い山道を一人で歩くことにならなくて助かった。

 前夜6時半、玖波駅で武田さんと待ち合わせて憩いの森へ移動。昼間が豪雨だったのでずぶ濡れになると覚悟していたのに、奇跡的に降られることがなかった。大雨が数分間降ったこともあったが、ちょうど自販機での休憩中。二人の行いが良いから?10時半過ぎにはキャンプ場へ着いた。しかし炊事棟には先客が10人あまり。しかし中から聞き覚えのある声が。岳連の行事で来ていた安藤さんだった。たちまち明かりが点き、いつもの宴が0時半まで続いた。さあ寝ようとした時、「かんばぁ~」と呼ぶ声が。大前さんだった。引き続き3時まで。

 翌朝8時、児島さん、平井さん、福山を3時に出たという入会希望の森さんが来られて、総勢5名で出発。森さんがいるのと、係が使い物にならないことからAフェースへ。児島さんは指をけがしているので稜線を歩きに行かれた。この前からリードの練習をしている平井さんに登ってもらい、トップロープをセットして各自が登る。森さんにも体験で登ってもらった。続いてDフェースも同様に平井さんに行ってもらうが、上部がどうにも難しいようなので係と交代する。しかし係も登れない。あきらめて昼食をとっていると児島さんが帰ってこられた。「そんなに難しくはないんだがな~」と一言。合宿が終わって気が抜けた訳じゃないんだけど。しかたなくその隣を皆で登って15時半に下山した。森さんには今ひとつかもしれなかったが、平井さんと私は「岩が堅いっていいな。」としみじみと思った。16時過ぎに解散し、武田さんと私は稲穂の垂れ始めた栗谷を抜けて玖波への帰路につく。夕方の栗谷や谷和を歩いて帰るのは、遊び疲れて家に帰った子供の頃を思い出す。谷和を抜けてから最後の下りでランプを付けて、19時過ぎに憩いの森到着。さすが武田さん、歩きも休憩の取り方もテキパキして、キャンプ場から3時間で着いてしまった。

 翌日から新学期という武田さんを送った帰り道、玖波から歩くのも楽しいと思った。

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