阿蘇 根子岳 (係) 吉村


三谷

月日:5月24日(金)夜~26日(日)
参加者:三谷、平本、保見、兼森
<行動記録>
 大前さんの係で、根子岳に行ったのは10年くらい前だったと思う。記憶もさだかではないので、ネットで検索すると昨年の7月の九州豪雨で阿蘇付近も大きな被害を受けているが、根子岳の縦走はできる、との情報で例会を組んでみた。それは3月こと。それから4/20の宮古島トライアスロン大会に出場し、GWの春合宿と慌ただしく過ぎてしまい、計画書の行程を確定するために、再度ネットで情報を漁り最終確定出来たのは、出発する1週間前になってからだ。そこで分かったのは、何本かある登山口への道路や縦走路までの登山道が各所で崩壊していることだった。
 最終的に決めたのは、ヤカタガウド登山口から登って、縦走して周回しヤカタガウドに帰ってくるコースだった。
 5月24日、出発当日の朝、横山さんから「昨晩火事が有り、36時間連続勤務で参加をキャンセル」の連絡が入る。勤務、ご苦労様です。
 20時10分、JR宮内串戸駅出発し、廿日市ICから山陽道へ。途中、下松SAで兼森さんと合流して、23時50分九州道広川SAでテント泊。保見君と兼森さんから、バースデーケーキが、三谷君、平本さん、吉村に贈られた。有難うございます。
 25日5時起床して、一路、阿蘇へ。今晩の泊予定地の一宮運動公園でトイレと水と駐車場を確認し、土石流の後も生々しいヤカタガウド登山口へ着いた。すでに車が3台路肩に停まっている。土石流に流されなかったお地蔵さんの前に駐車し、8時に登山開始。
 崩壊した水のない河原を上流に進むが、左の尾根=見晴新道への入り口が分からない。行きすぎたようなので下り直し、あそこかもと思う地点から無理やり藪に入ると、踏み跡が出てきた。見晴新道に出たようだ。30分ひたすら急登を続けピークに出た。この細い尾根道は、小さなギャップやトラバース、ルンゼ登りを繰り返す。前面に縦走する主稜線が近くなった所で左手の小さな籔尾根にロープが付けてある。右手が本来の道でその先が崩壊しているようだ。このロープの個所は、籔のナイフリッジに無理やり付けてあり、非常に不安定で、ひやひやしながら通過した。今回はここが核心部?縦走路に合流し10時28分天狗のコルに到着し、一安心した。
 天狗のコルでハーネス装着。10mの壁を保見君トップでロープを延ばす。ロープをフィックスさせ、他の2本のロープを持っている三谷君・平本さんを次に行かせ、天狗岳(根子岳頂上)を越えた懸垂30mの下降地点にロープをセットしてもらう。次は兼森さんに壁を登ってもらい、ラストは吉村。ロープを回収していると、兼森さんから「頂上まで来ちゃいました」と叫んでいる。私の指示が分かっていなかったようだ。私が懸垂地点まで行くと、三谷君はすでに降りており、平本さんが準備中。ラッペル(懸垂下降)の間違いは、重大事故に繋がる。大丈夫、問題なく下降した。兼森さんも続いた。先のローソク岩には逆から縦走する4人組が、ラッペルしている。福岡の労山の方たちだ。
 10mのナイフリッジをロープフィックスで通過する。その先に50cmほど、縦走路が切れている蟻の戸渡りで、平本さんが「ここはどうするんですか?」「飛べ!」ローソク岩は。
5m登攀したら、巻き道がある。3mの側壁も安全のためロープを出してⅢのピークへ。ピークから10mの懸垂下降。Ⅳ峰のピークから北へ降り、Ⅴ峰は巻く。
 Ⅵ峰から木と岩場混じりの下りを懸垂下降。全員降りて、ロープを引くが降りてこない。仕方なく保見君がロープを掛けた木まで登り返して、ロープを外してクライムダウン。ロープが木の根元に食い込み、動かなくなったようだ。捨て縄を使うべきだった。
 ここで、危ない所は終わったので、一本入れた。鋸の歯の上を通過している感じで、次々に現れてくるピークに、今度はどうなっていくんだろうと、わくわくし、程よい緊張感に満たされた。
 西峰には行かず、Ⅶ峰で記念写真を撮り、ヤカタガウドへと下降に入る。日ノ尾峠の道の途中から、地図と地形を見ながら地蔵尾根へうまく入り、最後は籔ぽくなって16時30分に車に辿り着いた。「今日もヘロヘロになりました」と三谷君の声にニンマリとする係だった。1年前は無理だったが、5人皆の足が揃ったな。
 クマモンが玄関で迎える、かんぽの宿阿蘇の温泉(450円)で汗を流す。売店のおばちゃんで聞いた地元のスーパーで、熊本に来んじゃけえと、馬刺しと明日の行動食や今晩の飲み物を買う。一の宮運動公園の駐車場にテントを張る。今日の山行が充実したからであろう、笑い声が絶えないテントであった。
 翌26日、4時45分に起床しうどんを食べて、仙酔峡駐車場へ車で移動する。今日は阿蘇山に登る。風が強い。以前ここから登ったことが有る平本さん推薦の仙酔尾根へ7時に取りつく。仙酔峡のミヤマキリシマの花は終わっていた。根子岳の縦走路は樹林が有ったが、隣の活火山の阿蘇山は溶岩の荒涼とした対照的な風景である。8時14分に高岳に着いた途端、稜線は強風が吹き荒れていた。
 強風に吹き飛ばされそうになりながら、中岳へ。もくもくと火口付近から煙が上がっているが、こちらの東側からは火口の中は見えない。中岳から東展望所までは火山ガスにより立入禁止なので、ロープウエーの駅までう回路で降り、東展望所までコンクリートの遊歩道に導かれて行ってみたが、やはり火口内は見えなかった。

<コースタイム>
5/25 5:00 起床 6:00 広川SA発 7:20 ヤカタガウド登山口着 8:00 ヤカタガウド発 8:35 見晴らし新道取り付き 8:50 見晴らし新道尾根 10:28 天狗のコル 11:27 天狗峰 13:50 三峰 16:30 ヤカタガウド登山口着
5/26 4:45 起床(一宮運動公園) 6:00 一宮運動公園発 6:30 仙酔峡駐車場 8:14 高岳 8:35 中岳 9:10 頂上ロープウェイ小屋 10:25 仙酔峡駐車場 16:30 広島

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