三倉岳クライミング


松林

7月28日(日) 係:松林

参加者:上田、西村

<アルバム>

<行動記録>

前週、前々週と、2週連続悪天でクライミングが中止になっていたので、沢登りをやめて三倉岳・中ノ岳のノーマルとした。梅雨明けで晴れの予報が続いていたが、この日は東海沖を進んでいった台風の影響か、大気不安定で曇り予報。安芸太田町では午後60%の降水確率で三倉岳もやや危なしという状況。

さらに当日早朝、県南部を中心に激しい通り雨が降るが、雨雲の動きを追っても旧佐伯町から西は外れている。2人にもようやくツキが回って来たようだ。

駐車場で合流し、アプローチを開始。曇天とは言えど汗が滴る。展望台で休憩を挟み、8合目に付いて登攀道具を準備する。

取付きのテラスから対岸への渡り方をレクチャーしてスタート。イボイボで痛いチムニーを登り、死角へと抜けて行く。変な支点の取り方をする可能性は低いのだが、2ピッチ目の取付きに着くころにはロープが重くなっている。セカンド西村さんのスタートなるが、引いた感覚が掴めず、序盤では引いて落としてもマズい。双方声が聞き取れないので少しずつしか引けず時間が掛かった。ここは途中の大きな倒木でピッチを切ったほうが良かったか。

2ピッチ目は慎重にクラックを伝って右上。坊主岩右手の立ち木で支点を取る。西村さんはクラックで難儀していたが、フリクションノットでのロープ登攀を交えて登ってくる。

風と雨が出てきたので坊主岩を右から巻いて4ピッチ目の開始地点へ急ぐが、過去に登れていた取付き台への登り方が分からない。一度左側へ戻り、岩を抱えながらトラバースしてカムを突っ込み、なんとか到着。

雨は止んで上空からは雲が無くなったが、気力の問題もありチムニーは割愛して右上する。一段登ってハンガーボルトで記憶にない人工トラバースをこなし、また一段登るとさらに右手にハンガーボルト。ここは見易い左手から回って2人を呼び寄せて一旦休憩を取る。

“半身ズリ上がりクラック”は端から諦めてスリングアブミで越えて、その先の狭いチムニーは難しいため回避して右手へ飛び移る。後続にもジャンプの指示をしたが、ルンゼにズリ下りる手もあるようだ。

最終ピッチは立ち木からスタートのため、最後のスラブを登るのみ。トータルの時間は多く掛かったが、高い段差はショルダーで登ったり、スリングアブミが使えないサードをお助け紐で引っ張ったり、と工夫して登っていたので、合宿でもきっと大丈夫だろう。

後は8合目エリアの簡単なルートの紹介を、と考えていたが、先ほどの雨で「門前払い」では苔の露が光り、「ひな祭り」もしっとりしていて五分五分だったので諦める。風が当たる中ノ岳の尾根とはコンディションが全然違うようだ。7合目まで下り、前回と同じ旧Aフェース・ノーマルを登って終了とした。

(記:松林)

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