陶ヶ岳クライミング


島本

日 時:2016年1月31日(日)
参加者:元廣、徳永、平本

 1週間前の大雪、2日前の長雨。当日は晴れだったが、亀山から陶ヶ岳の縦走になるかなーと半ば諦めつつ一路陶ヶ岳へ。お決まりの下松SAでお昼ご飯の鶏飯のおにぎりを買う。
 陶ヶ岳を初めて知ったのは入会して間もない2012年6月のクラ技だった。この日は雨でクライミングはできず、大海山を歩き炊事棟でクライミングの基礎練をしたのを思い出す。天候は良くなかったが、充実した1日だった。あれから少しは上達したのだろうか。
 今日は係りの思惑により初の仁光寺(にんこうじ)エリアへ向かう。『岩場紹介』で5.8や5.9もあり初級者のリード練習にちょうど良いと書いてある。あわよくばオンサイトを狙えるかも!?
 駐車場から中間管理職のモッチー父さんを頼りにぴよこ3羽が続く。岩場へ向かう道は湿っている。山頂エリアは乾いておらず全滅だった。ポタポタと水が滴り落ちる岩場を横目に見ながら仁光寺エリアへ向かう。近道へ行ってみるがトラバース道も濡れているため横切ることは危険と判断。祠フェイスから向かおうとするがアプローチ道を見つけられない。最後の手段で縦走路に出てやっと仁光寺エリアへの道を発見することができた。ルーファイ力に課題があることを発見。
 仁光寺エリアは南に面しており岩場は嘘のように乾いていた。眼下に田園風景、遠くに瀬戸内海を眺めながらのクライミングは贅沢である。あまりの陽気に「えっ、今4月?」と勘違いしてしまいそうであるが、日陰に入ると寒い。そうだよな~だって1月だもん。
 さて、狙っていたルートは甘くなかった。スラブ状のフェイスでルートは斜めに左上している。1ピン目は遠いし、そこから上も落ちたら振られてズリズリである。これで5.9とは(汗)。ぴよこ達は尻込みである。モッチー父さんがロープをかけてくれた。いつもながらその根性、すごいなぁ。おかげでなかなか面白いルートを堪能することができた。係りは“ごぼう”の正しいやり方をマスターすることができた。そして、ぴよこの1羽が換羽期に入っていることが判明。早く成鳥になって連れて行っておくれと願う。
 やっぱり、陶ヶ岳はいい。もちろん三倉も断トツに良いが、冬の陶ヶ岳は穏やかでいい。冬には一度は訪れたい岩場である。

行動記録 7:10広島発-9:10セミナーパーク駐車場-9:30山頂エリア-10:30仁光寺エリア16:10-17:00セミナーパーク駐車場-18:30広島