個人山行 天応三段ハング


三谷

月日:2017年5 月13 日(土) (係)三谷
参加者:川本
<行動記録>
川本くんの要望で、久しぶりに天応烏帽子岩ミッキーフェース周辺の三段ハングを登った。
明け方まで雨が降っていたが、アブミ登りなので問題ないと判断し決行。
川本くんに予めルート取りを指示してロープを伸ばしてもらう。
鳴き声からハヤブサと思われる2 羽の鳥が鳴きながら頭上を旋回していた。近くに巣があるようだ。縄張りに入ってしまって申し訳なかった。
テラスより、下部のフェイスから登り、正面の前傾壁をトラバースしてピッチを切り、ハンギングビレーをする。三段ハングヘ続く西面のフェイスに入って行く。

古い支点を打ち替えながら計4 ピッチに区切って登った。ハングは要領を得ず、よい筋トレとなった。ハングにぶら下がっていると、穂高に向けての避けては通れないハング越えだった。終了点より懸垂下降した。支点の状況は良好とはいえないが、一部を除き支点が抜ける心配はなくなった。
よく風がふいて、珍しくナメラの壁も乾いていた。ナメラでは1 パーティーだけ登っていた。
大きな壁にはまだ人工登攀の要素が残っているが、トレーニングの場として、こういう古典的なルートが残されているゲレンデはわずかである。そもそもそのようなルートに登る人は減っている。支点が老朽化、あるいは、フリー化されて支点そのものが撤去されているのが現状である。