例会山行 大山(駒鳥~烏谷~烏ヶ山)


三谷

日時:10月24日(土)~25日(日) (係)三谷
参加者:横山、吉村(光)、平本、松林、松原
<行動記録>
駒鳥からいったん地獄谷を下り、烏谷から新小屋ルートに上がり、烏ヶ山を越える予定である。地獄谷から烏ヶ山の北壁に突き上げる谷が烏谷。係はこのコースをトレースするのは初めてだが、いくつかの山行記録があったので、それらを参考にして計画を立てた。
広島で吉村号に5人が乗り込み、三次で松林くんと合流、二台で大山に向かう。
紅葉シーズンとあって、健康の森とその先の鍵掛峠の駐車場は、たくさんの車でごった返していた。
標高の低い健康の森周辺はまだブナの紅葉が残っていたが、山の方はすでに終わりに近かった。しかし、ブナの緑と黄色が光に照らされてきれいである。みなさん、冬の大山はよく訪れるが、秋の大山は久しぶりと言われる。
鳥越峠の下り口の倒木にキノコが群生していた。鳥越峠から駒鳥にかけての北斜面は、適度な湿気がありキノコの生育環境は良好である。
陰気でかび臭い小屋に泊まる気にはなれず、河原に下りてテントサイトを探す。以前は、いくつかテントサイトがあったが、流されてしまったようだ。藪もこんなに茂っていなかった。大岩の横にちょうどいい大きさの平地があったので、きれいに整備してテントを張る。
材料の準備を整えて、鍋を囲んでいつものように宴が始まる。新人の松原さんははじめてのテント泊山行。今日はお酒を控えめにしていたが、雰囲気に和んでおられた。夜半ぱらぱらと雨が降っていた。
雨は上がったが、まだどんより曇り空で木枯らしが吹いて肌寒い。キャンプ地からいったん地獄谷を下っていく。この谷も紅葉が美しく、秋にこそ遡行すべきである。夏よりも水量が少なく歩きやすい。
水量が少ないため、渡渉の繰り返しも軽い飛び石で問題なく進む。松原さんはふらふらして危なげだったが。
左岸に夫婦滝を見ながら、さらに下っていく。地形図を確認するが、烏谷の出合が判然としない。左岸にいくつか谷を認めたが、急峻な泥壁となっており登れるような状態ではない。
やがて、明るく開けた河原にでると、目印となる小滝が現れる。烏谷出合であることを確認した。
最初の滝は、右岸の泥の斜面を高巻きする。この先は水量が少ないながら、沢の遡行となる。水の流れを避けながら進む。
途中から吉村さんが松原さんのサポートに入る。沢靴を持っているので、沢心を歩いた方が早いと思ったが、水が冷たいと言うことで敬遠された。
しばらく歩くとゴルジュ帯となり、すぐに次の滝が現れた。チョックストーンのある滝は、直登しようとすると水をかぶりそうだ。左岸には高巻き用のトラロープがぶら下がっている。しかし、苔や落ち葉が付いて滑りやすそうだ。ここはロープを出して高巻きすることにする。
松林くんがロープを伸ばし、後続はFIXされたロープを使って登る。松原さんはプルージック登攀の経験がないため、ラストを登ってもらう。時間がかかったが、何とか無事通過した。
しばらく平凡な河原を歩くと、連続する滝が現れる。今回は沢登りが目的ではないため、時間短縮のため、左岸の斜面から一気に高巻きすることにする。滑りやすい草付きのトラバースを慎重に通過して、再び沢に下り立つ。
ゴルジュ帯は終わり、水の流れも穏やかになった。この谷は人が入らないため、キノコがたくさん生えている。吉村さん、今度はキノコの収穫に忙しい。
苔の付いたゴーロを歩くと、正面に烏ヶ山の岩壁が見える。右岸に見えるのが烏ヶ山に続く尾根なので、早めに上がりたいところだ。松林くんがGPSを確認しながら進む。所々、ケルンやテープが見られる。横山さんが斜面にテープと踏み跡を見つけたので、上がってみると、どうやら尾根に上がるためのルートのようである。
傾斜は急だが、新しいFIXロープが張り巡らされており、踏み跡もはっきりしている。地図には表れていないが、人が頻繁に入っているようである。踏み跡のおかげで、難なく目的の尾根に出ることができた。
新小屋コースは藪が茂っているものの、はっきりとした登山道で安心して辿ることができる。烏ヶ山の南峰を越えて、コルから最後の岩を乗り越すと、本峰の頂上である。数名の登山者が食事中だった。槍ヶ峰と大山の南面がよく見える。
本峰からはしばらく急な下りが続く。松原さん、体の向きを変えて、ハシゴを下る要領で足下を確認しながら下りれば良いのだが、なかなかうまくいかない。入会した頃はみんな同じ状況だったことを考えると、最初はこんなもんだろう。
トラバースする箇所は、壁の一部が崩落しており、岩盤がむき出しになっていた。滑りやすいので積雪期は気を付けた方が良い。
その先も、崩壊して蟻の戸渡のようになった痩せ尾根が続く。ここも慎重に通過して、あとは、笹道を鳥越峠まで下っていく。ここまで降りると、もう心配な箇所はない。
健康の森は、今日もブナ林に日が差し込んで、鮮やかな紅葉がとてもきれいであった。山に登らない人も、散策で十分に楽しめる森である。
予定より少し時間がかかったが、15時には下山することができた。
いつもと違う景色を眺めながらキノコを採り、秋の山の魅力を堪能することができた。

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