No,3897 行者山、傘山   (係)武田


武田 和美

日時 5月31日(日)
参加者 赤井(美・鈴)、野田(あ)、入会希望(沖田)
<行動記録>
 昨夜の雨もすっかり上がり、朝日がまぶしい。5人で、玖波駅を歩き出す。駅から北に100㍍行って、ガードをくぐり川土手に出る。川本橋を渡って、すぐ右折。大竹山の会のオレンジ色の看板通り、大歳神社の手前を民家の間を抜け、山道に入る。石鎚神社でお参りをし、登山口から登り出す。急登である。ほぼ一気に300㍍を登る。赤井さんは鈴ちゃんを背負い、汗びっしょりになりながらも遅れないで登ってくる。すごい!途中、尾根道から見える鎖場は斜度といい、長さといい、そこを登るのは命をかけた修行であると感じさせる。
 頂上には、立派な祠がある。今日は昨夜の雨が影響しているのか、ガスッて島影がはっきりしないが、瀬戸の島々が見渡せ、眺めがすばらしい。鈴ちゃんは、数日来おなかの調子が悪く、お母さんの背中で揺られたせいか、いまいちいつもの元気がない。でも、カメラを向けると、にこっと笑顔でポーズをきめてくれる。三角点は、頂上社より10㍍北にあり、これから行く傘山がきれいに見える。本当に菅笠を思わせる円錐形の山である。
 ここから北の縦走路を進む。しかし、急に山道が狭くなり、シダやサルトリイバラが目立つようになり、鈴ちゃんに当たらないように、踏み砕きながら歩く。残念尾根もそうだが、この山域は草刈り鎌が必携かもしれない。2,3の小ピークをこえ、谷和に抜ける林道に出る。
 コンクリートの法面につけられた階段を上り、尾根筋の道を登る。道が広かったのも僅かの間。やはり、サルトリイバラが出てきた。遠くに見えていた中電の反射板も近くに見えると登りもあと僅か。天候は下り坂なのか、雲が厚くなり、天狗岩からも遠く山並みを見渡すことができない。頂上でゆっくり昼食をとる。
 頂上から足下の悪い道を南下する。しばらく行くと分岐点がある。近いとガイドブックに書いてあった谷筋道の方をとったが、ここからは茨も加わり、ぬかるんでいるので、時間がかかった。鈴ちゃんは、日よけを両手でひっぱり顔に当たる枝をよけている。えらい!天候も回復してきたので、憩いの森から錦竜の滝を巡って玖波駅まで戻る。
 赤井さんの鈴ちゃんを背負い、7時間も歩いたがんばりに、頭が下がります。また、憩いの森では、「鈴ちゃん下りる」と言って、少しだけ歩いたリンリンの自力登山デビューは近いかもしれません。
<コースタイム>玖波駅8:40―石鎚神社9:00―行者山山頂9:35―傘山山頂12:00~12:40―林道14:25―錦竜の滝15:00~15:15―玖波駅15:35

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