2021年6月13日(日) 係:吉村 HP記:上田
参加者:元廣、島本、上田、西村、田野、堀田、小田
2021年シーズン最初の沢登り例会。泳ぎがなく小滝も多い、沢はじめとしてはちょうど良い沢であった。天気予報は昼まで曇り、昼過ぎからは雨予報であったが決行希望者が多く、雨を覚悟での決行となった。
<行動記録>
7:00戸河内道の駅に集合し、奥匹見峡入口の駐車場に移動。8:20小雨が降る中、装備を整え出発、国道まで戻りしばらく国道沿いを歩く。
8:40下臼木谷出合の堰堤を渡り入渓。
田野さんは久々の沢登りとのこと。北海道出身の田野さんは「沢は冷たい」との概念があり、山岳会入会後も沢は避けてきたようですが、雪解け水ではない沢を体験して「冷たくない!」と感激していた。戦力1人ゲット~。
しばらくするとFと数えるのかどうかわからない小滝が出てきだした。
簡単なので皆思い思いのルートで今シーズン初めての沢靴の感触を探っていた。遡行バイブルにある第一・第二トウフ岩がどれかわからないまま、10:00第三トウフ岩にあっという間に到着。小雨だった雨は上がり、予想外に日差しまで出てきた、緑が陽差しに映えて癒される。
第三トウフ岩から右に入って行く。ここまでは比較的傾斜が緩いが、ここから少し急な傾斜になって行く。F7を越え(よく覚えていないが・・・)、おそらくこの沢の核心であろうF8(?)に到着。
右岸側を登るのかなと探っていたが、左岸から登れるとのこと。左岸側の手の届く位置にフレークっぽいガバがあり、棚に乗ってシャワーを浴びならが右岸側へ横断し、そこから直上。この滝が唯一頭から水を被る場所であった。
その上にはトユ状っぽい滝(F9?)があり、吉村さんがフリーで登って行く。ここも簡単だが高さがあるので結構緊張する。
その後も小滝が多く、飽きさせない沢である。
11:50だんだんと水流が少なくなり遡行終了点が近い予感がする頃に沢は二俣に分かれる。中ノ甲山は右のほうが近いと思うが、左の方が水量がわずかに多い。
どちらでも行けると思うが、西村さんが左の方が藪が少ないと言い張り左に進む。しばらくして沢は涸れ沢になり、藪漕ぎとなる。
約7分の藪漕ぎで、12:20高岳~天杉山の縦走路に出る、さて右と左でどちらが正解だったのだろうか・・・。縦走路の木にはワラジが括られていた。そいえば以前、高岳~恐羅漢の県境歩きをした時に「なぜワラジがある?」と思ったことがある。ワラジで沢登りした人が忘れて帰ったのだろうか・・・。ちなみに昨年の5月に県境歩きをした時は笹藪にはなっていなかった登山道が、注意しないと登山道かどうかわからないくらいの笹藪となっていた。
靴を履き替えて下山する。田野さんと小田さんは下山靴を忘れたらしく新品のフェルト靴で下ることに。「フェルト~(ファイト~)」「いっぱ~つ」意味不明の掛け声が聞こえた。
奥匹見峡分岐までは笹藪の中を慎重に、奥匹見峡分岐からは開けてはいたが急な下りを慎重に歩き、14:20奥匹見峡入口の駐車場に到着。途中、笹ユリが何本か咲いていた。
到着してから着替えをしていると大粒の雨が降り出した。結果的に天候ギリギリの充実した山行となった。
<コースタイム>
7:00戸河内道の駅 → 8:20奥匹見峡入口駐車場発 → 8:40入渓(堰堤) → 10:00第三トウフ岩 → 12:20登山道合流 → 13:15奥匹見峡分岐 → 14:20奥匹見峡入口駐車場発 解散