個人山行 深入山バックカントリー


保見

日時:2月11日(祝)
参加者:兼森

<行動記録>
 ここ深入山は家族でのハイキングや登山教室での冬山山行など四季を通じて何度も訪れている場所である。市内からのアクセスも良く、温泉があり、開放的な景色ということで山登りをしなくても楽しめる場所で気に入っている。
 深入山はこのあたりでスノーボードをする人のあいだではバックカントリーの初級者コースとして知られており、冬には講習会なども開かれている。いつかはここを滑りたいと思っていたが、それもかなわないうちに山岳会に入会してしまっていた。
 今年の冬は一つでも多く大山の壁を登りたいと思い、大山へ通う日々であるが、天気や雪でなかなか思うように登らせてもらえない。モヤモヤする日々の中、平日の中日で祝日があり偵察のつもりでバックカントリーを計画してみた。当初は大山6合小屋からを考えたが、ここ数日の降雪状況から早々にあきらめ、いつかはと思っていた深入山に向かうこととした。
冬山に毎週入っているとはいえ、初のバックカントリーである。三谷さんに計画書を提出し、「整備されたゲレンデでは無いのでくれぐれも慎重に」との言葉をいただき計画を実行することとなった。
 一緒にボードをやっていた兼森さんにも声を掛け、深入山に向かう。彼女はおとなしそうに見えるが、実はボードの世界では全国大会などにも出ていたこともありちょっと名の知れた存在である。ただし、新雪はあまり得意でない。さて、今日はどうなることか?!
 いこいの村建物前の駐車場はスキーヤー、ボーダー、登山者で既に一杯であった。
冬山=危険はもう古いのだろうか。端っこに車を止めていつもとおりの入山準備に取り掛かる。いつもと違うのは重たいボードを担いでいることと靴が違うことくらいである。
 斜面を見上げると既に滑った跡(トラック)も見られる。どこから登ろうかと考えたが、東登山口にはしっかりとしたトレースがついていた。スキーとスノーシューが多いため、平らな道が出来上がっている。ワカンは少数派のようだ。いつもの癖で尾根を探すが先行者のトレースは尾根には向かっていない。あれ?こっち?という感じである。雪の様子を確認しながら歩みを進める。
 途中でいつものように弱層テストを行い雪の状況を確認する。新雪層はあったが下層との結合が強い。大山の雪とは感じが違う。地形的なものだろうか。「層はどんなですか~」「今日は大丈夫でしょう」など何組かから声を掛けられた。我々の他に弱層テストをした跡は見られなかったのは「ここは大丈夫!」という思いこみなのか、そもそもそういったことを知らずに山に入っているのかどっちだろう。
 登りながら滑るラインを確認する。以前、大雪の時にここで大変な目に遭ったことがある。変なところに降りたらボードはスキーのように機動力がないため、ラッセル地獄にはまってしまう。気を付けなければ。
 頂上付近は思いのほか風が強かった。春や秋とは違った風景をつかの間楽しんでボードを装着する。お互いにルートを確認し、まずは兼森さんが滑り始める。見慣れたフォームで軽快に下の支尾根まで滑っていった。彼女の合図で滑り始める。ゲレンデであれば急な斜面を選んで滑ると楽しいがここではそうはいかない。慎重にラインを選びすぎたことと雪が重く思ったようにスピードが出ない。水分が多い雪で体が前につんのめってしまう。後ろ寄りに体重を掛けて兼森さんの場所まで滑り下りる。ここから下も同様に斜面とお互いを確認しながら慎重に登山口まで滑り下りた。
 2本目を登る頃になると斜面上のトラックも多くなってくる。次は南東の尾根筋を滑ることとする。ここにも既に多くのトラックがあり、惑わされそうになるが、地図を確認しながら沢筋に入らないようにルートを選んで建物の裏側に滑り下りた。
 今回、初めてバックカントリーを行ったが、別の視点で山を見ることができ、いい経験になった。兼森さんはいつかは自分の足で登った山を滑りたいと言っていたので大きな山ではなかったが目標を一つ達成できたのではないだろうか。
 大山北壁のように何回行ってもなかなか登らせてくれない山もあれば、今回のように身近な場所で楽しめる場所もある。秋のキノコ山行に続き、また一つ楽しみが増えた。日帰り例会も悪くないと思った一日であった。

<コースタイム>
08:20 いこいの村着
09:05 東登山口
10:30 山頂
10:45 南南東の尾根を滑走
10:56 東登山口
12:19 山頂
12:55 東~南東の尾根を滑走
13:21 いこいの村北側へ下山

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