日時:3月21日(土)~22日(日) (係)安藤
参加者:吉村(光)、三谷、保見、兼森、松林
<行動記録>
大山や天応などクライミングが多い山岳会の行事の中で、たまには県境縦走、しかもこの残雪期にしか歩けない五里山縦走を計画した。なぜなら、このコースは新人にとって読図の勉強と縦走の醍醐味が安全に堪能できるコースである。私がこの時期お勧めする、とっておきの一押しコースである。このコースは、5,6年前は、まだ元気であった大前さんや心臓がパクパクの久保ジューさん、山の会の平田さんも参加した記憶がある。しかし、参加者はいつものメンバーであった。
久しぶりに係りをした。メールが苦手な私にとって、出発前の装備、食料、車の段取りなど報告、連絡、相談の面倒なこと。昔から、登山の内、労力の半分は、出発前の準備が大半を痛感させられた。更に、運転手には、車4台で、2台は恐羅漢、2台はオサカエ峠へ、回送に苦労をかけた。
天気は快晴、無風。雪も十分残っていて、藪漕ぎはなく、順調に尾根を歩けた。尾根をはずさないように歩くことがテーマの一つであったが、ほぼOKで、感謝、感謝。最大の感謝は、何よりも気の合う仲間と、2日間過ごせたこと。
雪のテーブルを作って、自然が描いてくれた緑の山並み、蒼い空、白い雪と雲、そのようなコントラストを愛でながら飲むビール。最高にうまい。健康だからこそ、こうして山に行ける仕合せを噛み締めながら、カンパーイ。
五里山 雪のテーブルで
また、脳裏には、いつも名越がいる。彼にいつか、このような山にも連れて行きたかった。飲む仲間が一人減った淋しさと、自分が生きていることへの感謝が蘇る。静かな山と穏やかな自然は、我々の気持ちをロマンチックにさせ、人間の心を素直に、原点に戻してくれる。
残雪の山歩きは、木漏れ日が白い雪に映し出され、その光と影も一様でない。ブナの大樹の周りの雪は溶けて、雪の下には若い芽が育っている。まるで「厳しい冬を耐えて乗り越え、まだ頑張って生きているぞー」と、訴えているようだ。だから、前向きに生きていく生物があちこちに感じられる、この残雪期の山が大好きだ。
歩く順番は、前が兼森、保見、松林の若者組み、後は三谷、吉村、安藤の中高年組で、のんびり歩く。保見には、所々、今後の登山者のために、赤テープをつけてもらった。私が昔、つけた赤い布が今も残っていた。昼前には、目的地の牛小屋に到着した。
今後も、めったに行かないコースの希望があれば、例会で出しますので、山を享受しましょう。
<コースタイム>
3/21(土)晴れ、気温15度。
7:15戸河内道の駅集合~松林、兼森車を恐羅漢に回送、三谷、吉村車が吉和経由で国道488号へ。
10:10三坂峠~12:08 1064ピーク~12:57 1158ピーク~13:57 1129ピーク~14:30 1168ピーク~14:40テン場着(1168ピークの次のピーク)
3/22(日)晴れ、気温4度。
04:00起床~06:12出発~06:53横川越~08:00 1225ピーク~08:22一本杉~08:30按部~09:19旧羅漢~10:00恐羅漢~10:38恐羅漢駐車場