2021年9月12日(日) 上田、西村
広島県の緊急事態宣言が延長となり、広島県内の山行だと業務上なにかと手続きが大変なため山口県内で自主トレをした。今回は下関市豊田町にある西村さんお勧めの一ノ俣沢に行ってみた。
<行動記録>
山口市内から下道で約1時間半。国道491号に入り一ノ俣温泉の奥にある天井ヶ滝の看板が目印の林道へ車を駐車し装備を準備。(林道の状況が良ければ堰堤まで車が入れられそう)
堰堤まで歩き入渓、序盤から赤・緑の岩が目立ち白い泡と合わさって、本日の昼ご飯として作ってきた鮭・ワカメふりかけのオニギリを思い出す。
入渓から300mほどでF3の天井ヶ滝に到着。F1とF2は不明だった。
天井ヶ滝の右側は階段状になっており、カムが3~4個あれば安心して登れる。上部は手掛かりが無いように感じるが、よく探すと大丈夫。(特に左手)
F3を上がると西村さんがなんともデカい蟹を発見する。捕って帰るか悩んだが1匹だけなので今回は断念した。
F3~F4の間は意外と長い。小さい小滝をF4、F5、F6・・・などとカウントしているとやっと本当のF4が出てくる。
F4以降はF8まで滝が連続し、あっという間にF8に到達。
F8は右側を登れば簡単、最後は中央が階段状となり水流が気持ちいい。
F8を超えた後は次第に水流が少なくなり、右側に踏み跡と思われる道が見え出す。水が枯れる前にアプローチシューズに履き替え、右手の尾根に上がり登山道を探す。
尾根に上がると明瞭な登山道(ところどころピンクテープ有り)があり、山頂へ向けて進んで行く。
ふと、西村さんが奇妙なキノコを見つける。しかも灰色でデカい。
よく見ると周辺には白や黄色のキノコが多数生えている。白い色なので不法投棄にすら見えてくるくらいの量である。
キノコを撮影しながら山頂へ到着、山頂だけが開けており日差しも射している。一等三角点があり、なんとなく標石がでかいような気がする。(一等だとデカい?)
しばし休憩し下山する。下山は良く道を見て登ってきた道を降りること。沢の東側を降りることを意識しながら降りれば出渓したポイントに辿り着き、ピンクテープと保護ネットを注意深く探しながら降りるとF4にたどり着く。その後も沢沿に保護ネットを目印にF3を巻き、堰堤まで降りて行くことができる。
ちょっぴりスリルのあるF3はあるが全ての滝が直登でき、藪漕ぎもなく明るい山頂に詰めるので気持ちの良い沢である。下山はルートファインディングが試され、ガレ場もあり歩きの練習になる満足のいく沢であった。
<コースタイム>
10:15 駐車場 → 10:20 入渓→ 12:40 天井ヶ岳 → 14:00 駐車場