大山(船上山~野田ヶ山) (係)三谷


三谷

月日:4月27日(土)~28日(日)
参加者:吉村、平本、徳永、保見、兼森、島本、松林、神庭(前夜のみ)

<行動記録>
朝9時、JR大町駅に集合する。三次で松林さんと合流し、2台の車で大山に向かう。
早めに到着したので、船上山の万本桜を見物に出かける。船上山麓の沿道は山桜そして新緑、春真っ盛りだった。遅咲きの八重桜が満開、明日は桜祭りで屋台やステージの準備が進められていた。
その後、屏風岩と千丈滝を望むことができる駐車場まで引き返し、登攀隊と縦走隊に分かれて、共同装備のチェックを行った。
チェック完了後、保見さんと係は車の回送に向かう。天気が良く、牧場や香取の展望地を抜ける環状道路を走るのは気持ちが良い。
今晩は、休憩所の東屋で宿泊させてもらうことにし、残りのメンバーは食事の準備を。
帰ると、すでに前菜ができあがっていた。今回の食当は島本さん(+吉村さん)。前菜にサラダ、豚耳の煮込みなど、メインは唐揚げに柳川丼である。以前の例会ではありえない豪華な食事である。途中、神庭親子も参加し、盛り上がった。

翌朝、休憩所の駐車場に車を置き、歩いて船上山登山口へ。本日は、空は雲一つなく真っ青、気持ちの良い朝である。
今回は、トップを兼森さんにお願いする。心構えができていたらしく、地図を取り出し前へ。
汗をかかない程度の程度のペースで船上山の頂上に向かう。新築の船上山の頂上休憩舎は、木造の3階建ての立派な構えだった。コンクリートの旧休憩舎の暗い雰囲気を払拭されていた。残念ながらオープンは5月10日と言うことで、中に入ることはなかったが、1階はベンチとトイレがあり、2階は休憩スペースになっていると思われる。次回は是非利用してみたい。
船上神社で合宿の安全祈願をして、ブナ林に入る。ブナの芽吹きに、登山者だけではなく、小鳥がさえずり、誰もが待ち望む大山の遅い春を急いているようだ。
三角点のあるピークを過ぎて、一気に勝田ヶ山まで足を伸ばす。勝田ヶ山を過ぎると、大山の主稜線が目に飛び込む。黒々とした壁には、季節外れの寒波の影響で、まだ白い雪をまとっている。良く晴れ渡り、すばらしい展望である。
甲ヶ山の頂稜にさしかかると、楽しい岩場歩きとなる。兼森さんは、安定した歩きでトップを務める。濡れたり雪が付いていると神経を使う箇所だが。
小矢筈までの登山道は、登山者が少ないせいか、藪と倒木が目立ち始める。吉村さんと保見さんの整備隊が前を行く。
矢筈ヶ山の頂上で既にお昼となった。気温も上昇してきて、暑さに体調が振るわないメンバーも出てきた。縦走路は大変静かだったが(あるのは、小鳥のさえずりか平本さんの笑い声)、矢筈ヶ山から大休峠の下りでは多くの登山者が登ってくる。松林くんが去年の大山の記憶を辿って説明しているが、他のメンバーとの会話が噛み合っていないようだ。
大休峠ではこの先の行動を検討する。ユートピアまで行くには、時間的に厳しく、みんな暑さにバテ気味なので、野田ヶ山に登り、川床に向かって下りることにした。
過酷なトライアスロンの大会を終えたばかりの吉村さんも少しお疲れの様子だった。
野田ヶ山への登山道は、雪解けのぬかるみはひどかったが、藪は刈払われており、思ったより歩きやすかった。
野田ヶ山頂上からは、コンパスをセットし、北東に延びる尾根を藪漕ぎしながら下る。藪のグレードとしては初級で、登山道の予定合流地点にすんなりと下りる。
川床から豪円山の駐車場までもう一踏ん張り。飲料水も切れてしまった。気が付いてみると10時間歩いていた。
運転手は車を取りに、残りのメンバーはビジターセンターに向かう。
香取から見る大山はまさにアルプス的景観を醸し出している。それにしても、白と黒のコントラストが大変美しい。これから数日後に迎える合宿への志気がいやでも高まる。平凡なコースだったが、遠くて近い山の大山はいつ来ても良い。
合宿までの準備はやるだけのことはやった、あとは本番を迎えるのみ。

<コースタイム>
4/28 6:21 船上山駐車場出発→6:32 船上山登山口→7:11 船上神社→8:03 941m三角点→9:00 勝田ヶ山→9:57 甲ヶ山→11:21 矢筈ヶ山→12:20 大休峠→13:19 野田ヶ山→14:00 登山道→14:28 香取分岐→14:41 岩伏分岐→15:04 大休登山口→15:55 豪円山スキー場

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