個人山行・広島県最低峰その1 城山と白滝山


吉岡良英 

2020年8月10日

参加者:亀井、遠藤、会員外(新山)

2008年、広島県最低峰の茶臼山(江田島市)に登ったが、その後、生口島に城山が同じ標高(11m)だと判明した。「それでは行かねば」と思い、2011年6月、車に自転車を積んで三原まで行き高速艇で瀬戸田へ。城山は島の反対側にある。反時計回りで走り多々羅大橋の下をくぐってGPSを頼りに走って行くが、道路から見えづらく通り過ぎてしまった。再度GPSを確認して少し引き返して城山に到着。道路側は民家があり山に行くことができない。南面の海側は潮が高く無理。山が庭にある民家に行くが留守であった。仕方なく隣家に行き、事情を話すと「後から話しておくので入りなさい」と言われ、車庫の扉を開けて入らせてもらう。庭に出ると山?があり登山?開始。頂上まで20秒くらい。呆気なく終わった。その時から思っていたことは、頂上標識がなくどこで写真を撮っているか分からない。いつか標識を作って設置に行こうと決めていた。

それから9年経った7月下旬、友人に「標識を作って欲しい」と相談したら快諾をもらう。

「標識ができた」とLINEが入ったので、平井プロセス印刷へ取りに行く。今回の城山と、もう一つの最低峰・茶臼山の2枚が出来上がっていた。

  

とりあえず生口島へ行く登山隊を結成。メンバーは亀井会長、遠藤さん、会員外の新山さんと私の4名で8月10日に行く。広島ICからしまなみ海道・生口島北ICに向かうが、本郷IC辺りを走っていると冷房が効かないのか暑くなってきた。吹き出し口に手を当てると生暖かい風が出てくる。どうやらクーラーガスが抜けたようだ。しまなみ海道に入った頃、車内はサウナ状態だが我慢するしかない。目的地の城山近くに駐車して道路を100mくらい歩いて、山の所有者?の家を訪ねるが鍵がかかっていた。前回もそうだったが隣の家に行ってみると在宅であり事情を話すと今回も「留守なら後から話しておくけど、勝手口から声をかけてみなさい」と言われ、車庫の扉を開け奥にある勝手口から声をかけると、奥から出て来られた。「城山に登らせて欲しく広島から来ました。頂上に標識を立てたい」と言って承諾を得る。庭を横切りステンレスの杭、標識、ボルト・ナットと大ハンマーを持って、9年前と違い歳を取ってバランスが悪くなった身体にむち打って滑りやすい斜面を登り頂上へ。

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滑りやすい地質なので用心しながら杭を打ち込み、標識をしっかり取り付けて今回の目的は無事完了。南面は海で、少し先まで行けそうだが誰も行こうとしない。記念写真を撮って、一足先に下山して車に引き返してドローンを飛ばして南面(海側)からも写真を一枚。事故もなく全員が下山後、近くの浜ノ宮神社に立ち寄った後、次の目的の山、因島・白滝山へ向かう。

因島フラワーセンター駐車場でトイレ休憩後、センター横にある道路から白滝山駐車場に上がる。道路終点にある駐車場の木陰に駐車。他に車はいない。ここから登山道?(参道)を登っていくと参道添いには石仏が多く設置されている。そこら辺にある石に彫ったのか、麓から持ち上げたのか分からないが、これだけ多くの石仏を設置するのは大変な作業だっただろう。五百羅漢なので500体くらいあるのかも。しばらく登っていくと山門があり、左右に大きな石像が入っている。この辺りまで来ると蒸し暑さは耐えきれない。一刻も早く風通しの良い頂上へと足早になる。しばらく登ると、石段の上に立派な山門が見えてきた。山門には「白瀧山」と書かれている。少し先にある頂上展望台も見えてくる。

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展望台に上がると風が吹いて気持ちいい。360度の展望で因島大橋の向こうには高見山、四国の山脈、多々羅大橋、野呂山、筆影山、三原市街地などが見える。ちょっと遅れて近所のオジサンと昭和のオバサンが上がってきた。今日は遠くまで見えていたので、素晴らしい景色に飽きることはなく1時間近くノンビリする。昼食は三原で「たこ飯」の予定なので下山する。

因島北ICからしまなみ海道に入り、向島ICで下りて一般道を走って三原に行き「道の駅・みはら神明の里」に寄るはずだったが道を間違えて通過してしまった。サウナと化した車で小谷SAまで行き、遅くなった昼食を食べて帰りました。

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