クライミング技術講習会(窓ヶ山)


三谷

月日:2017年5 月14 日(日) (係)三谷
参加者:横山、吉村、元廣、島本、川本
(前夜のみ)安藤、松林、前原(会員外)
<行動記録>
窓ヶ山でクライミング技術講習会を行った。前夜はそれぞれの春山山行の反省会。憩いの森の東屋で七輪を囲んで宴会をした。
8 時に駐車場に集合し、講習の会場に向けて出発する。会場は、第二スラブの西面。最初は、クライミングギアについての講習を行う。正しい使い方は意外と知られていないことがあり、マニュアルやメーカーが公開しているテキストを参照しながら再確認する。
まずは、カラビナの形状と用途、強度の印字の説明をする。そして、支点へのカラビナのセットについて確認。特に、クイックドローの支点のかけ方、ロープのクリップの方法は、スリングを介してのそれとは異なる。かけ方を間違えると、クライマーが墜落したときに
カラビナが破損したり、ロープがカラビナから外れたりする。器具の安全な使用方法は細かく規定されており、それ以外の使用は×(ドクロマーク)とされている。
次に、ハーネスの折り返しやレッグループの調整具合、デイジーチェーン(PAS)のハーネスへのセットの仕方について確認。
次に、ビレーデバイスの使用方法の確認。特にテンションがかかった状態でのロープの繰り出し。自動ロック式のBD のATC ガイド、ペツルのルベルソともに、カラビナをかけるためのホールがある。カラビナをかまして上方向に持ち上げると荷重が抜ける。ただし、
ビレー側のロープは手を離してはいけない。なお、ルベルソの方が、操作性が良いようだった。セカンドの引き上げも試みてみたが、ビレーデバイスに気を取られ、通常の引き上げシステムのことを忘れてしまった。
吉村さんは、これから中国へ飛び立つため、早退された。
講習が終わると、各々クライミングを始める。白木愛山会のみなさまも一緒になり、場所を譲り合いながらクライミングを楽しんだ。
当会は、「マドンナが行く」から「むねおちゃん」までを順次チャレンジしていた。苦手なスラブの粘りのクライミングだった。滑るか滑らないかは、テクニックである。
テクニックとは無関係の係は、半年ぶりのフリークライミングと前日の筋肉痛の割には体が動いた。
16 時前には撤収して下山を開始する。