秘密練習 1月24日


吉岡 好英

火曜日が休みとなったので、ミノルちゃんにメールで山スキーに行こうと誘うと、「ちょうど休みなので恐羅漢で秘密練習をする」と返事が来た。朝の苦手な彼は前夜から入る。
6:40、自宅を出発し、いつもの道を通って恐羅漢へ入る。8:20ころ山小屋に到着。ちょうど起きた時だったのか、眠そうな顔をして出てきた。コーヒーを入れ、のんびりとする。今日の予定はカヤバタから尾根に上がり、頂上へ。そしてダイドコロ原まで滑り、再び稜線へ上がり夏焼峠よりの緩やかなピークから杉林を目指すことを確認する。準備を済ませ、前回のことがあるので、一緒にカヤバタゲレンデに行く。板を履いた時点で「アッ、ストックを忘れた」だって。先に上がって準備をしておくと言い残し、一人で上がる。リフト終点では雪下ろし作業をしていた。ストックを取りに帰ったミノルちゃんも上がってきた。シールをセットし、尾根へと上がっていく。新雪が10cmくらいあり、コンディションは良さそうだ。歩くこと20分、誰もいない頂上に着く。さっそくシールを外し、ダイドコロ原を目指す。今日は視界が利くので迷うことはないが、天杉山を目指せばよい。二日前に恒さんたちがつけたと思われる、かすかなトレースがある。二人は足首までの新雪で気持ちよく、思い思いのコースをとりながら滑り下りる。ダイドコロ原で小休止の後、林道を歩く。林道終点から夏焼尾根最低鞍部まで10分。ここからいつもなら恐羅漢山方面へ登り返すのだが、今回は夏焼峠方面へ。3分くらいでなだらかなピークへ到着。ここからは展望も利き、杉林もよく見える。これなら迷うことはないだろう。シールを外して滑降開始。木々の間隔は狭いが、何とか滑り降りる。少し下ると間隔は幾分広くなるが、小さな沢が現れる。少し登り返し、落ちないことを祈りながら乗り越える。このコースは早めに右へとコースをとった方が良さそうだ。杉林の少し夏焼峠寄りに出る。夏道を辿って山小屋へ帰る。お疲れでした。

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