絵下山日帰り


西村

2021年11月28日(日)係:西村 

参加者:横山、吉村、三谷、福永、小田

私の職場でよく耳にする「絵下山」。一度だけ大きな鉄塔を見に車道からすぐ近くにある展望台へ車で行ったことはあるが、歩いたことはなかったので周辺の山も含め散策する計画を立てた。

<行動記録>

矢野憩い墓苑の先にある「東麓(トウロク)駐車場」で集合とした。事前にGoogleマップから集合地点を指定してメールでお知らせしておいたのだが、皆さん馴染みのない場所だったよう。

災害の爪痕

8:30東麓駐車場のすぐ横にある「東麓登山口」からスタート。少し行くとすぐに西日本豪雨の爪痕が目の前に現れる。おそらく本来あった登山道も流されたのだろうが、災害から3年経った今は踏み固められた新たな登山道がしっかりとできていた。

分岐を通過するとまた崩落地があり、その上部を見ると土砂崩れの起点がくっきりと分かる。この後も何か所か爪痕を見ることになったのだが、あらためて自然の脅威を感じた。

9:15絵下山山頂(593.0m)到着。山頂にある岩の上には測量のためのボルトが打ってあり、岩の上に上がると広島県のテレビ放送の要である絵下山放送所がドーンと見える。ここが機能しなくなると県内誰もテレビ放送が見られなくなるらしい。

広島県内へ電波を放つ絵下山放送所

景色を堪能したところで次へ向かう。登山道からいったん車道へ出るがちょっと歩き、9:35絵下山頂上広場(586.1m)到着。

ここは駐車場やトイレもあり、見晴らしが良く広島市内を一望できる。広場の真ん中には大きな石があり、三角点はその頂点に設置されている。各々「あそこに〇〇が見える。」「あれはなんだ?」「□□よ!」「ほぉ~!」など話ながら少し休憩。

絵下山頂上広場、展望&天気最高!
絵下山の三角点

9:50次の目標へ向かう。林の中を黙々と進みあっと言う間に10:00 発喜山(476m)到着、山頂も狭く展望ゼロのため次へ。

発喜山山頂

が、調べていたルートは踏み跡が微妙にあるが分かりにくかった。先輩方の観察眼をお借りしながらGPS情報併用で隣の沢へ木々をかき分けながら急降下。しばらくすると10:20分かりやすい登山道に出た。

古い石垣などを観察しながら少しずつ登り11:00明神山(502m)到着、ここも展望なし、次へ。

明神山山頂

通った道を少し戻ると分岐があり右へ進む。確かこの辺りで別の登山者とすれ違った記憶がある。登山ルートの記された地図にはない道があるので人気のルートなのだろう。

11:40子(ね)の岳(504m)到着。広くはないが陽当たりも心地良くベンチもあるので、ここで軽食をとることする。

子の岳山頂

食べていると登山者の声が聞こえだし、現れたのはなんと30名の団体。呉ポートビア駅方面から登って来たという。いつかそのルートからも歩いてみたいと思う。

次へ。少し道を戻り分岐を右へ、12:20 展望の良い東屋へ到着。集合写真を撮影し、あと2つの目標目指して進む。周回する計画なので気づくとまた絵下山放送所近くにいた。放送所のすぐ裏側を通り、また立派な古い石垣のある登山道へ出る。瀬戸内海が見渡せるほどの絵下山、きっといろいろ歴史があるのだろう、と話しながら歩く。

12:50中野山登山口、13:00中野山(580m)到着。

中野山山頂

展望もわりと良いのでしばし休憩。来た道を戻り13:25分岐を右へ。そこから5分で竜山(490m)到着。ここの山頂からは熊野方面や灰ヶ峰方面の展望が良い。

竜(龍)山山頂

あまり負荷のないルートにもう皆飽きてきたようなので、少しばかり急斜面の下山を開始。途中の登山道少し脇にある「竜ノ口岩」という岩が少し楽しめた。

竜ノ口岩
竜に喰われる~!

車道まで出るとすぐに 14:05東麓駐車場へ戻る。

本日は天気が最高で、絵下山を中心に東と西が一望できた山行となりました。登山道からの見晴らしがほぼ無いのが残念だけれど、今回通らなかった山頂もいつか散策してみたいと思います。ご参加いただいた皆様お疲れ様でした!

<コースタイム>

8:30 東麓登山口 → 9:15 絵下山山頂 → 9:35 絵下山山頂広場 → 10:00 発喜山 → 11:00 明神山 → 11:40 子ノ岳 → 13:00 中野山 → 13:30 竜山 → 14:05 東麓駐車場

コメントを残す