2月4日～5日
参加者：竹本
　大暮の毛無山登山口に22時30分頃到着。予定ではヒュッテ阿佐山に入る予定だったが、余分な荷物を持って行きたくないので、ここで寝ることにする。今回の目的は久しく入っていない山小屋の点検と天狗石山からの山スキー。
翌朝7時過ぎに起きてみると雪が激しく降っているではないか。朝食とコーヒーをゆっくりとり、小降りになるのを待つ。9時過ぎには小降りとなったので、出発の準備をしていると一台の車がやってきた。同じコースを目指すので、一緒に行くことにする。話しているうちに大学の後輩で、三原山の会会員だという。出発直前、登山者を10名くらい乗せたバスがやってきた。9時50分頃、我々二人はフリートレックで、Y氏は長い山スキーで新雪を踏みしめ、山小屋のある深山を目指す。結構軽い雪で頂上からの滑降が楽しみだ。約1時間で山小屋へ到着。心配していたトイレは見事につぶれていたが、山小屋は無事であった。今回は電気も無事である。点検は早々にして、キナイ原への車道を3人で交代しながらラッセルして行く。高度を稼ぐと雪も深くなり、我々二人の短い板では滑らないのではと心配が増してくる。車道終点からブナ林に入り、しばらく進むと頂上に到着する。頂上からの展望は一瞬のガスの切れ間から見えるが、残念ながら日本海までは見ることは出来なかった。小休止の後、シールを外して滑降の準備をする。ここからは登山口においてある車のところまで下るだけだ。まず、フリートレックで頂上から少し滑ってみる。膝下くらいまでは埋まるが思ったほどではなく、滑ることが出来る。Y氏は見事なシュプールを描きながら、ブナの木々の間を滑り降りていく。短い板ではスピードは出ないが、気持ちよく滑り降りる。Y氏のシュプールをトレースすると、スピードを楽しむことが出来る。ホン峠から少し深山よりの下方に出るが、そのまま深山へと滑り降りていく。今回の山スキーの最大の目的地はこの下にある伐採された広い斜面にシュプールを描くことだ。狭い木々の間を滑り降りていると、パッと真っ白な斜面が現れた。稜線まで上がると良いのだが、今回は下の方をトラバース気味に滑る。3人が思い思いのシュプールを描いたり、また先頭のシュプールを忠実にトレースしたりと大いに楽しむ。天狗石山荘から再び車道に出て、車まで滑り（歩き）ながら帰る。今回のコンディション、北海道とまではいかないが最高でした。

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