三瓶山 (係)松林


兼森

日時:12月13日(土)~14日(日) (係)松林
参加者:吉村(光)、三谷、平本、徳永、保見、兼森、松林、島本、井沢、吉村(太)

<行動記録>
今回の山行は、冬山に向けて寒さと雪を求めて三瓶山を1周から2周する?計画。冬の装備を使い雪山登山のやり方や雪の感覚を思い出せて頂いた山行となった。今シーズンの冬山もたった3ヶ月しかないので、どれだけ苦手なものが少なくできるのか、はたまた今以上に増えてしまうのだろうか。

山口を出発し、廿日市に入る頃から雪が降り始め、山も雪化粧へと変わり始める。大町組と合流、三次から松林さんと合流し三瓶山へ向けて出発する。安芸高田市の辺りは道路脇に雪も積もっていたが、北の原駐車場に到着すると道路には殆ど雪が積もっていなかった。

メンバーは、会の雪山例会が初めての吉村(太)君、井沢君も参加し総勢10名となった。オーダーは島本さん先頭で、北の原から男三瓶山の山頂小屋を目指す。東屋に到着し、ビーコン操作の確認を一人ずつ行うが、切替えの操作など思うようにいかない様子である。

その後は、夏道をジグザグと登り、標高900m付近からトレースが消え雪も深くなり始める。ここから皆で先頭を順次変わる。ピッケルやオーバー手袋を装着するよう吉村(光)さんからも指示が飛ぶ。太陽の明かりが若干暗くなり始め、到着時間を気にかけた三谷さんから山頂を目指すか?下山するか?質問が飛んだがこのまま山頂を目指す。先頭を歩く保見さんのピッチも加速し始める。吉村(光)さんが「もう少しで山頂だから頑張れ!」と皆に声を掛けている。最後の尾根を右側にトラバースする頃には右頬に風が強く打ち付けてくる。稜線に抜けると一瞬ホワイトアウトかと思われたが、周りを良く見渡すと山頂の標識が薄っすらと立っているのが見えた。

山頂小屋に入ると先客は無く、我々だけで広々と土間を使わせて頂いた。早速、保見さんが土嚢袋に雪を詰めて準備を進めている。雪山ではまず雪を融かして食事や行動水を作らなくてはならない。新人2人が水作りにチャレンジするが、初コンビは勝手が分からない様子。松林さんも手伝って作業が進んでいく。今夜のメインデッシュは柚子鍋。香りに食欲がそそられ身体も温めてくれてとても美味しかった。今後の山行談議をしながら夜が更けていく。

2日目は、ワカンを装着し出発。反時計回りで周回する予定だが、展望台で行き詰ってしまう。方向を修正し急斜面を下っていく。昨晩の間に多い所で60センチ積もった雪に埋もれながら下っていく。鞍部に下りると風が強く吹き上げ雪が舞い込んでくる。子三瓶山を上る頃からプチラッセルとなる。孫三瓶山への上りも、私のペースが遅れてくる。この辺りでは強い西風の影響なのか、雪が殆ど飛ばされていて足元が硬くワカンでは歩きにくい状況だったが、岩場はこんな感じなのかもしれない。太平山までは樹林帯の穏やかな尾根道をたんたんと歩く。

女三瓶山へ到着し、リーダーはここからの男三瓶山への長い上りを皆に楽しんでもらおうと期待していたのだが、皆終りモードになってしまった。下山を開始するものの、積雪で道なき道を進み木々の間を縫って歩くため下山の道が分かりにくく、地図とコンパスが頼りだった。地形を見ながら方向を決め、尾根を下って谷を渡ると無事に自然道に合流し、最後が核心で楽しかった。

<コースタイム>
12/13(土) 13:50北の原駐車場着→14:21出発→15:00東屋、ビーコン確認→16:27男三瓶山頂→16:31三瓶山頂小屋着→22:00就寝
12/14(日) 5:00起床→7:31三瓶山頂小屋発→7:40男三瓶山頂→9:03子三瓶山頂→9:49孫三瓶山頂→10:43太平山山頂→11:26女三瓶山頂→12:58三瓶自然館→13:10北の原駐車場

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