月日:7月16日(土)~17日(日)
参加者:安藤、三谷、松林、川本
<行動記録>
梅雨なので仕方ないが、毎週末には狙っているかのように雨が降る。3日前までの天気予報はまた雨だった。
16日 朝、我が家に集合し、車2台で現地に向かう。途中の飯山の神社前に1台車を置こうと集落に差し掛かると地元のおじいさんが居られたので、駐車の可否を尋ねると神社前の具体的な場所を指定していただき、気兼ねなく駐車できた。
河津集落上の川沿いの林道脇に車を置き、開拓用の登攀道具を目一杯身に付け夫婦岩の岩壁へと薮を登っていく。30mほどで取り付きに着くと、岩は連日の雨で染み出して濡れていて登れない。岩壁基部を左に伝っていくと岩尾根に出た。この岩尾根を登攀することにした。パーティーは松林=吉村、三谷=川本。もろい岩、遮る枝を越えて1P終了したところで雨が降り出した。小雨なので上だけカッパを着て、更に2P登ったところで先程の岩壁の終了点に到着した。
杉の木を支点に懸垂下降していくが、途中の潅木にロープが絡んだり、4人が集合すると狭い岩壁の小さなテラスで身動きできなくなったりと手間取る。3回で林道まで下りると16時前になっていた。車に戻り登攀装備を解いて長瀬峡キャンプ場に向かう。
炊事棟から煙が上がっている。焚き火好きの安藤さんが始めていた。野菜炒め、アユの塩焼き、塩さば焼きと旨いものが次々と平らげられていく。そのまま炊事棟のコンクリート床でごろ寝。
17日 4時に目覚めるとまた雨が降っていた。ぼちぼちと片付けや朝食を摂っていると、雨が上がってきた。急いで支度をして向峠の小五郎山登山口に向け車を走らせる。
予定より1時間遅れの6時登山開始。安藤さん以外はレーニア合宿に向けて15kg目安の歩荷である。各自登攀道具や3~4Lの水をザックに詰め込んで、高度差500m余りある頂上を目指す。雨上りで湿度が高い上に風がないので、汗が滴り落ちる。その上雨に濡れた登山道は、黒土と相まって非常に滑りやすい。
小五郎山頂上に出ても霧が掛かり展望はない。6月に笹刈りが終了した縦走路を右谷山へ向かう。笹刈り作業のしんどかったことを思い出しながらも、快適で歩きやすくなり、やって良かったと感じる。
容谷山との分岐で休憩をしていると、川本君が「尻が冷たい」と極楽寺山歩荷一升瓶事件と同じことを言っている。今度もバイルがプラティパスに接触して破水している。同じ失敗をするな、と安藤さんから教育的指導が入る。
太陽が出てきて暑くなってきた。風は“そよ”位。右谷山への登りで、私の息が上がるけど足が上がらない。右谷山頂上では三谷君も少し頭痛を訴える。少し長めの休憩をして寂地山へ歩き出す。私は相変わらず身体が重くペースが上がらない。どうやら熱中症になったようだ。塩分補給に味噌汁の素を食べたが・・・。寂地山にヘトヘトで着く。予定の鬼ケ城山へは行かず松ノ木峠で行動を終了することにした。大休止するが食欲はなく、水だけ飲む。
ここからは基本下りなのでなんとかなるだろうが、やはり体が重い。冠山分岐付近はブナや天然杉の大木が茂る好きなところだが、それどころではない体調である。松ノ木峠へは松林君川本君に先に降りて、飯山集落まで車を摂りに行ってもらって行動を終了した。
<コースタイム>
7/16 夫婦岩
登攀開始10:30⇒登攀終了15:30
7/17 縦走
登山口6:00⇒小五郎山7:55⇒カリマタ峠8:45⇒右谷山11:30⇒ミノコシ峠12:05⇒寂地山13:20⇒松の木峠16:30