個人山行:三段峡本流下部(龍ノ口) 沢登り


上田(大)

2020年8月29日(土)
参加者:上田、西村、瀬尾(FSK)、柴本(FSK)

先週の表匹見峡で今シーズンの泳ぎは終わったと思いウエットスーツは綺麗に洗ってしまい込んでいたところ、「三段峡を案内してほしい」と福山山岳会の友人から連絡があった。そして、再び泳ぐことになった。今回は三段峡本流下部の龍ノ口を突破することを目標に遡行した。

<行動記録>

8:55三段峡の有料駐車場に集合し装備と整え出発、長淵から入渓する。観光客はまだ来てない様子で貸しボートの担当者が浮いているボートの上で寝ていた。

誰か寝てるし・・・。
誰か寝てるし・・・。

長淵を泳ぎ、入渓から20分もするとお目当ての龍ノ口が現れる。

2年前に初めて来た時は水量が少なく核心部手前まで泳いで行けたが、今回は流れが速く泳いでも泳いでもたどり着くことができない。ここしばらく雨も降っていないのにこの水量ということは、三段峡の水量はダムの放流に関係しているのだろうと思われる。

左岸の水際を進む

左岸水際を慎重に進み核心部手前にカムをセットし、右岸に飛び移る準備はとりあえず完了。ここらから右岸に飛び移りたいが、どうにも水流に勝てない。男子3人で順番に挑戦するが、右岸の手掛かりまで到底届かない状況。あれこれやっているうちに、左岸の足元に岩がありゴルジュの真ん中まではこの岩を足場に立つことができた。そして、先頭を後ろから押せば先頭はなんとか手掛かりまで手が届くことが判明。1時間近く日の当たらない場所で浸かっているとさすがに寒くなってきたので、陽当たりの良い下流の岩場まで戻り、爬虫類のように暖かい岩にへばりついて休憩and作戦会議。正面には遊歩道を歩く観光客が目立ち始めた。

作戦会議の結果、先頭を2番手が押し、さらに2番手を3番手が支えるという作戦で行く、それで無理なら駄目もとでハンマーを投げようということになった。

なんとか龍ノ口突破~

この作戦はズバリ上手くいった。先頭は安定して手掛かりに左の指を掛けることができ、なんとか右足を棚に乗せて立ち上がり、頭上のクラックにカムが入れば安定する。あとは水流に巻き込まれないように右側に慎重にトラバースし、なんとか突破!今回の目標達成~(^^)v。4人でグータッチ。

ダ~イブ!
岩好きなFSKメンバー

あとは深緑の淵でダイブしたり、小滝や岩と適当に戯れて黒淵へ到着。

黒淵の渡船場。観光客多し。

観光客が多く少し躊躇するが、黒淵を泳げば7月5日の山行と合わせて三段峡下部はすべて繋がるので、船頭さんにお願いして泳がせてもらう(^^)v。

黒淵の泳ぎ。意外と浅い。

15:00黒淵の船着き場から出渓し、そそくさと遊歩道を戻る。その後は三段峡沢登りのポイントになるであろう葭が原(水梨口)と田代を案内して聖湖キャンプ場へ向かう。

(翌日はヒュッテメンテに参加)

<コースタイム>

8:50三段峡駐車場発 → 8:55入渓(長淵より) → 9:20龍ノ口 → 14:30黒淵 → 15:00 出渓(黒淵)→ 15:40 三段峡駐車場着

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