月日 2006年10月27日~29日
<参加者>大前、金本、小泓、(会員外)清水、木村、出羽
廿日市市を27日19時30分、オジサン5人とオバサン2人がTOYOTAノアに乗って出発。大竹ICから山陽自動車道に入り、今夜の宿泊予定地、九州自動車道“山江SA”へ。28日午前1時前に到着。小宴の後、女性は車で、男性はアズマ屋をねぐらとする。
28 日 6時前に起床。あたりはまだ薄暗いが朝食を摂る。今朝のコーヒーはドミニカを焙煎して飲む。九州自動車道えびのICを出て、セブンイレブンで昼食のムスビを購入。ここからえびの高原までは30分くらいだ。不動池からの韓国岳登山口へ。無料駐車場にはまだ車が置いていない。ここに車を置いて、登山準備にかかる。今日は快晴のはずが韓国岳中腹以上はガスの中に隠れている。道路を横切り、登山道へ入る。火山地帯特有の石が転がっているが、登山道はところどころ階段となっており、歩きやすい。振り返るとえびの高原や不動池が見える。えびの高原の駐車場は車が詰まってくるのがよく分かる。今朝早く登ったのか、下山してくる人たちもいる中をノンビリと頂を目指す。頂上につく頃にはガスも薄くなり、クレーターの底まで見える。火口壁の木々が黄葉しており白いガスとのコントラストが綺麗だ。頂上には多くの登山者がおり、偶然にも廿日市の男性二人と子供さん一人もいた。今日は高千穂峰まで縦走するらしい。われわれ六十路のオジサン、オバサンは今回のハイライト、新燃岳へと急ぐ。一昨年来た時は沢登りで、天気も悪く韓国岳から獅子戸岳そして新湯温泉へ下ったが、今日は申し分のない天気だ。獅子戸岳から下って、新湯温泉への分岐からダラダラ登ると、新燃岳火口の縁へ到着。下にはエメラルドグリーンの水をたたえた火口湖が見える。ここで昼食とする。心地よい風が吹いており、韓国岳のガスも飛ばされ、申し分のない展望が開けている。コーヒーはコスタリカを焙煎。大自然の中で飲むコーヒーは格別の味がする。出発。高千穂峰がガスの中から現れ、頂には旗が風になびいているのが見える。火口の縁をノンビリ歩くと新燃岳の三角点へ。ここから少し下って、さらに登ると中岳に着く。もう、高千穂峰が目の前に迫ってくる。長い下りを下りると高千穂河原に到着。
今朝の韓国岳登山口まで、女性二人が車の回送のため、バスで向かう。車が帰ってきたところで、買出しのため林田温泉へ行く。スーパーで刺身や肉などをどっさり買い込んだ後、秘湯新湯温泉へ。乳白色の温泉は何度来てもいいものだ。入浴の後、高千穂河原へ引き返し、夕食の支度。今夜はキビナゴ、カワハギなどの刺身と鶏肉の刺身、タタキそれにマツタケ飯と贅沢三昧だ。
空には満天の星が。テントは張りたくなかったが、夜明けの寒さを予想してテントを張る。テントから出ようとするとアクシデント。テントのファスナーがどうやっても開かない。外からもやってもらうが、かなり食い込んでいるのか開くことが出来ない。悪戦苦闘の末、内と外でおもいっきり引っ張ってみて、ようやく開くことが出来た。“教訓その一、ファスナーは両方から閉め、真ん中においておきましょう。”
コースタイム
えびの高原登山口(8:44)—(9:59)韓国岳(10:18)—(11:48)新燃岳火口湖(12:50)—(14:25)高千穂河原
29 日 今日も6時前に起床。朝は冷えると予想していたが、案外と暖かい。朝食は昨夜の残りのマツタケ飯とウニだし味噌汁、イセエビだし味噌汁と豪華だ。テントを撤収し、準備をする。昨夜は遅くまで飲んでいた人たちも高千穂峰へ向かう。旧霧島神宮跡から樹林帯の中の石畳を踏みしめながらしばらく登ると、やがて樹林帯を抜け溶岩の尾根になる。すでに下りてくる登山者もいる。今回の山行で気づいたが、この霧島山を歩いている登山者は若者が多い。広島周辺では見られない光景だ。1時間も歩くとお鉢に到着。火口の下のほうでは蒸気?が上がっているのが見える。まだ誰かさんとは違って、歳はとっても立派に活動している。お鉢を半分くらい回って少し下ると、鳥居が立っている。ここから最後の登りだ。頂上には日の丸がなびいており、一段と高いところには天の逆鉾が天に向かって立っている。頂上小屋のおじさんに説明をしてもらう。記念写真を撮った後、下山開始。再び高千穂河原に帰ってきました。
コースタイム
高千穂河原(7:54)—(8:43)お鉢(8:54)—(9:28)高千穂峰(9:43)—(10:47)高千穂河原
昼食の後、心地よい登山の疲れ?の癒しと汗を流しに新湯温泉へ。いい湯でした。
13時頃帰路に着き、19時過ぎ廿日市へ帰ってまいりました。