月日 7月19日~20日
参加者 宮重(直)、赤井親子、神庭、岡本親子
<行動記録>
今年の梅雨前線は、いつまでも居座っている。でも、恒例の島根半島クライミングと岡本邸でのバーベキューをめざし、6時に広島を出発。道の駅「はわい」で、神庭さんと合流して、鳥取県青谷町の長尾鼻を目指す。長尾鼻灯台があり、磯釣りのメッカでもある。駐車料金500円を払って、岩場を目指す。
駐車場から海に向かって石段を下りていくと、日本海がどーんと私たちを迎えてくれた。晴れているので、海が碧い。岩の間にクルマユリ、カワラナデシコ、カンゾウなど花が咲き乱れ、気持ちのいい岩場である。中央エリア左に曲がると、先行パーティがいた。ルートについて少しお話を伺い、岩場全体の様子を見るためにラッペルせず、赤ペンキをたどって岩場の基部まで下った。磯釣りのために遊歩道として赤ペンキがついているようだ。遠くに雨雲があるが、まだ、空も高いので、5.9(10m)の「長尾鼻ストーリー」に直ちゃんが取り付く。風も強く、波しぶきが大きい。晴れていて碧かった海が急に鈍い鉛色に変わる。パラパラと雨が落ちだしたので、鈴ちゃん、赤井さんと一緒に終了点まで上がり、直ちゃんたちを待つ。通り雨だったので、今度は、隣の「サンセットメモリー」(5.10a★★★)を神庭さんがリード。上部に小さなカムがなかなか決まらずちょっと手こずっていた。通り雨を物ともせず、二人はその隣の新しいルートに取り付いた。「トップロープで登る?」と直ちゃんが誘ってくれたけれど、手を置く度にフナムシがザワーッと動く様子を見て、腰がひけてしまった。
雨粒も大きくなり出したので、終了とし、駐車場に戻ったとたんに雷を聞いた。岩場にいなくてよかった、よかった。今日は1本も登れないだろうと思い、水木しげるロードに行こうと話も出ていたが、だめもとで長尾鼻に来てよかったと話しながら、大雨警報の中、一路、岡本邸を目指した。
タープをはって、バーベキューをすると言っていた岡本さんもあきらめる程の土砂降りの中、尚子さんも稜くんを連れて来てくださり、賑やかな焼き肉大会になった。中学校2年生の元樹くん、小学校4年生の岳くん、1年生の樹里ちゃん、3才の鈴ちゃん、1才の稜くん。年齢は違うけど、子どもたちはあっという間に仲良しになっていった。
翌日は、朝起きると、小雨が降っている。前線が南に下がっているので、島根半島は大丈夫とのことで、魚瀬(おのぜ)の岩場に行くことにした。出発するころになると雨も止んだ。六坊のトンネルを抜けると、橋の下には、子ども連れの海水浴の集団がいる。これで子どもたちにも笑顔が出た。
しかし、昨夜の雨で岩場は濡れており、取り付きはザーザーと水が流れている。風があるから乾くだろうと、ハーネスをつけ、取り付こうとする神庭さん。直ちゃんがなだめ、海水浴に転じる。岳くんは神庭さんと一緒にシュノーケルをつけ、潜っては貝を探す。樹里ちゃんと鈴ちゃんは磯でカニやヤドカリを捕まえたり、波と追いかけっこをしたりして遊んでいた。
まだまだ、遊び足らないけれど、今回のツアーは14時で終了とした。クライミングも海水浴もしたいと言っていた、岳くん。来年は一緒に登ろうね。