80周年記念合宿報告


武田

月日 8月12日(夜)~16日
参加者 A隊;久保(京)ご夫妻、横山
    B隊;尾添、大江、武田
    C隊;多賀谷、福永、髙田
    D隊;名越、神庭、赤井、野田(岳)、元廣
<行動記録>
 創立80周年を記念して、14名の参加を得、穂高岳周辺を山域とした夏合宿を行うことができた。しかし、天候不順で、計画通りには実施することができなかったが、出来る限りの行動はすることができたと思う。
 台風一過の晴天を確信して、広島を出発。しかし、曇り空の上高地。何十年かぶりの久保さん。初めての尾添さん、大江さん。晴天の美しい穂高を見せてあげたかったです。
 横山さん指導のストレッチをした後、山行の成功と最終日の再会を期して、各パーティごとに出発した。
 横尾までのんびりと歩く。梓川の美しさに感激して、尾添さんは何枚も写真を撮っておられた。登攀隊のテン場を見学し、涸沢までの登りに入る。樹林帯をしばらく行くと、屏風岩が目の前に迫ってくる。本谷橋では涼しい風がほてった体を冷やしてくれた。ここからの急坂でも、がんばって歩かれ、河童橋から8時間半かかったが、涸沢ヒュッテに無事に到着された。しかし、天の神様は非情で、いい天気をくださらなかった。雨、ひどい風雨で、2日間、沈。雨の止み間を縫って、奥穂高を目指したが、ザイデンへの鎖場でスリップして落ちた人を目撃し、ひどくなる風雨の中、下山した。
 15日、北穂高に登るC隊と別れて、徳沢まで先に下山しようとした時、涸沢まで上がってきた登攀隊(岩場の偵察とデポの回収しかできず、この日前穂高から北尾根をトレースし、岳沢を下るために上がってきたのである)と、ヒュッテ前でばったり。これからの晴天と再会を願って見送った。
 2日間の雨は、屏風を滝と化していた。ごった返す徳沢でも、ばったりと久保さんご夫妻と出会うことができた。無線機の調子が悪く、それぞれの情報交換ができなかったのに、まるで計画したかのようにお会いできるなんて、何か不思議な感じがした。久保さんは、2日目からの雨で、蝶が岳に登ることはできなかったが、徳沢園、横尾山荘の山小屋ライフを満喫されたり、雨の屏風を眺めたりとご夫婦でのんびりと過ごされたそうだ。
 小梨平で15日夜、登攀隊を除く9名で、打ち上げをした。登攀隊とは翌16日河童橋で無事合流した。
天候に恵まれず、とても残念だったが、それぞれのパーティができる限りの山行をし、無事に合宿を終えることができたことを皆様に感謝したい。ありがとうございました。

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