9月1日(土)
参加者:保見、兼森
夏合宿以降、負のスパイラルにはまったか、すっきりとしない山行が続く係が、一念発起。このメンバーだとマルチピッチでしょう、やっぱ山岳会はマルチだ!?、というわけで「中の岳ノーマル」に行ってまいりました。実は、3ヶ月フリーをやってなくて、フェースをリードする自信がなかったという私的事情はおいといて…。
天気は、午後からくずれるかも予報が出ており、嫌な予感がしたのですが、何とかもってくれました。ピーカンではなく、曇りがちだったこともあって、日陰で風がそよぐと気持ちよかった。秋の気配を感じながらの登攀となりました。
編成は、リード:元廣、フォロー:兼森(2nd)・保見(3rd)
予想通り、ボルトが打ってあるフェースはフリーでぬけるには恐すぎて、人工しまくりになってしまった。1箇所、ルートを間違えて、トラバース。カムで支点を作って、人工でぬけた(アメリカンエイド?)。リードと2ndがあらゆる手を使って登るので、ラストの保見さんには回収で苦労させてしまった。夏合宿で「保見さんならば、何とかしてくれる」感を得た係は、今回も頼りっぱなしであった。
兼森さんはチムニーが得意らしく、するすると登ってしまうらしい。本人曰く「お尻がクッションになって、登れたんですぅ」と相変わらずのわかったようなわからないような説明。何にせよ、次回は「ヒップクラック」をトライしてもらわねばなるまい。
逆に、保見さんは、チムニーに手こずったようで「3歩上がって、2歩下がる~」状態だったとか。めったに聞かない「疲れた~」発言が新鮮でした。ついにカムも揃えたし、クラック道にようこそですな。
5時間半、たっぷり時間をかけてトップアウト。時間かかりすぎですが、今の我々(というか私)の力量はそんなもんであると納得。精進せねばですが、3名各々が協力し合って登れたことが嬉しかった。