土クラ⑯ 陶ヶ岳最南峰


宮重(直)

10月19日
参加者;島本、川﨑、宮重(栄)

さてさて、いい季節になりました。この1年の土クラの成果を…ということで場所を山口の陶ヶ岳最南峰に移してみました。雨の予報にもめげず、濡れたアスファルトも見ないふりして取りつきまで上がってみると岩の状態はカラカラで登りごろ。いつ降り出しても文句言えないような空模様の下、結局ミッチリ1日登れました。

まずは広場に直行。「天使の階段5.10b」と「稜線上のマリア5.10b」に栄作がロープをかける。まったりと登っていたら、N津山岳会さんが到着、別エリアに腰を据えられたそうだが、挨拶をしに来てくださった。「何本登られましたか?」「すみません、まだ1本です。。」
ちょうど去年の今頃、N津さんとご一緒できる機会があり、その時に「クライミングできる時間」を無駄にしない姿勢を見習おうと心に誓った我々であった。それから「昼食は中津方式」を採用して食べる間を惜しんでクライミングしてきたつもりだったが、登るのにこんなにマッタリしているようでは何のことやら……トホホ。

少しシャキッとしたところで、「回転木馬5.10b」へ。およよ?というような出だしをこなしたあと、少し被ったハンドトラバース、そこを越したらガバで軽快に登っていく☆☆ルートだ。TRで一度触った後ではあったが、チョロ松君は見事RPに成功。アップの時はジムでみたチョロ松はどこへ行ったかと思っていたが、ここへきて腕力だけでないムーブが戻ってきたようだ。島ちゃんはさすがにこの被りには閉口気味であるが、三倉でのあの足捌きがあるんだもの、コツさえ掴んでしまえば登れる日も近いさ。そうこうしているとガサゴソと人の気配、登る小田和正ことFさん登場。子供さんをセミナーパークのボルダ―講習に預けた足で南峰まで上がってきてくれた。午前中のメールの行き違いで諦めていたのだが、少ない時間の中で顔を覗かせてくれたのだ。

それなら、と栄作君は満面の笑みで「ギャオスヘッド5.10c」にお誘いする。ミョーにバランスの悪い、そしてなぜだか怖~いボルト2本のスラブ。1本目をのっ越すところで立ち上がりたいけど立ち上がれない、これは態勢のせいなのか?精神的に腰が引けるのか??そして落ちたらなぜか笑える、指はヒリヒリ。全員仲良くボルト1本で敗退して指先をさすりながら引き上げた。

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