11月23日(土)~24日(日)
参加者:横山、三谷、保見、兼森、松林
<行動記録>
最初、金曜夜から出発し、三次・高谷山でワニ料理を食べ、朝は名物・霧の海を楽しむ予定であったが、参加者が少なく、また遠方や金曜夜、飲みの人もいて、結局、君田温泉を8時半集合とした。しかも、三谷から、高野町では20センチの積雪の情報が入っていたようだが、広島はポカポカ陽気で、このズレに対応できていなかったというより、見ていなかった。(反省として、出発時間を、もう1時間早め、10時には登山開始すべきであった。また、冬靴で参加すべきであった。)
私は、夏用の登山靴、しかも貧乏症なので、まだ履ける靴底が磨り減った靴。そのため、靴の中は水浸し、下りでは滑りまくり、登山道の両端の木をもって歩く羽目となった。毛無山付近で、既に夕方3時近い。参加者より、明るいうちに大万木の頂上には着かないと脅され、この寒さ、焚き火の焼き物等を考慮し、少しピッチを上げた。何とか,日暮れ前の16時半に頂上小屋に到着。最後は、ヘッドランプも覚悟していたのだが。それに、頂上付近はトレースがあったのもラッキーであった。
小屋の手前で、美味しいブナの水を汲んで、白い銀世界の小屋に。ブナの間からもれる、木漏日の夕日が美しい。冬靴の人も靴下が濡れているようで、私は当然,ビショビショ。
大万木の小屋は、小さな囲炉裏があり、炭も用意してある。煙たいが、何とか苦労し、炭の上での焼き物宴会が始まった。各自一品づつ持参で、偏ることなく肉・魚・野菜などを十分楽しんだ。しかも、昔ながらの飯盒炊サン。やはり日本人は、これが上手い。あの薬臭い、アルファ米はまずい。
今回は、特に新人に縦走の楽しさを堪能し、山にハマッテ欲しくて、このロングコースを企画したが、参加者はいつものメンバーであったのが残念。ブナが2日間続く、紅葉が美しいロングコースで、快適のはずであった。
しかし、紅葉の歩きが,雪中行軍となり、景色を楽しむ余裕もなく、日暮れまでに小屋に到着すべく、只只、ひたすらに歩くことになった。大きな焚き火で暖かい予定が、雪のため焚き火は断念。煙に蒸され、囲炉裏の小さな炭火を皆で肩を寄り添う。朝方は寒く、干したタオルや服など、すべてが煙のにおいで溢れていた。これはこれで、予想外を楽しんだ。雪上を左右の木を持ちながら、登ったり下ったり、おかげで方が痛い。ブナの大樹の中、タフなコースを楽しんだ。
指谷からの下山路は、皆で倒木を整理しながら、赤い橋に到着。
<コースタイム>
11月23日)8:50君田温泉出発~指谷登山口に車を廻送~10:50鯛の巣登山口~12:10鯛の巣頂上~13:50鉄屋山~14:20毛無山頂上~14:50毛無山展望台~15:30道路~16:30大万木の小屋
11月24日)7:00小屋発~タコブナ経由~8:40草峠~8:55 1005Mの分れ(琴引との分岐)~9:52 1002Mのピーク~10:20指谷奥~11:20指谷~指谷分れ~12:50赤い橋(高野町)