11月30日(土)
参加者:元廣、保見、島本、松林
<行動記録>
今週の土クラは、参加者で打ち合わせた結果、アイゼンで登攀の練習をしようということになった。
天応烏帽子岩の墓場駐車場に9時集合。元廣さんは既にヤッケ上下にハーネスを付けて、準備万端、気合い充分である。
予定通りアイゼン尾根に向かう。アイゼン尾根は最近人が入らないのか、シダが繁って荒れている。
急登を登ると、最初の岩場が現れる。岩場の基部でハーネス、アイゼンを付けて準備をする。
腐ったFIXロープの横を保見さんリードで取り付く。中間に元廣さんと島本さん、ラストが係のオーダー。登り始めがバランス悪く微妙であった。ここには、先月登った際に、二ヶ所ハーケンを残置している。最初の垂壁を登りきると、後は藪こぎである。登山道に抜けた後、ロープをたたんで次の岩場に向かう。
今度は高さ15m程のフェースを登ることにする。同じオーダーで、取り付きのフェースから松の生えた浅いクラックを登る。松を越えるまでが核心である。ここにもハーケンを一本残置している。出だしで少しテンションがかかったが、無事登りきった。
次に少し下って、尾根の右側に見えるスラブ帯を見に行く。すっきりしているとは言えないが、割りと大きい岩場である。少なくとも2-3pは取れそうだ。登山靴、アイゼンで登るにはちょうど良い傾斜なので、またチャレンジしてみたい。
ここで午前の部は終了。
ナメラまで上がって昼食とする。今日は天気は良いが珍しく誰もいない。
午後からは銀座尾根を登る。準備をしていたところへ松林くん到着。松林くんは末端の冷えが心配ということで、高所登山にも対応できる二重靴を履いている。
最後のチョックストーンはみんな奮闘するが、ちょっとしたコツである。歩いて降りて今日のメニューは終了。
早く上がるつもりが、今日もきれいな夕日を見ながらの下山となった。
島本さんは、アイゼンでの登攀が新鮮だったようで、喜んでいた。
下山後、元廣さん、島本さんと別れ、男三人、焼け山の温泉に浸かり、買い出しをして深山の滝へ。そのまま、翌日のアイゼントレに接続するのであった。
養老の滝に酔っ払い、なかなか濃い話となった。