2016年12月24日(土)日帰り
参加者　元廣

以前から気になっていた姫路の『御着の岩場』。私のような初中級者にはうってつけのようだが、登れる人からしたらちょっと物足りないようで、そのままになっていた。
天皇誕生日の3連休。猫を置き去りにして2泊の例会に参加できない私は、丸っきり予定がない。ふと御着の岩場の下見をしようと思い付く。しかし、車で行くと片道4時間半、交通費1万円以上もかかる。1人では辛いなぁと思っていると、「なぬっ！？駅から歩いて30分。それも、冬の青春18切符の期間じゃないか」。実は大の青春18切符好きの私。山を始めてからは、山に行くのに夢中になり過ぎて、すっかりご無沙汰だった。俄然やる気が出て着々と準備を進めていると、モッチーもちょうど仕事がお休みとのこと。ＪＲで行くことに不審がるモッチーを丸め込み、運よく金券ショップで3枚綴りの切符も手に入れ、あとは当日を待つのみ。いや～こんなにワクワクしたのは久しぶりですよ。
当日は、重いザックを背負い始発に乗り姫路へ向かう。ふと、山岳会の先輩方は何十年も前、こうして北アルプスに向かわれたのかと思うと、感慨深かった。のんびりと車窓を眺め、定刻どおりひめじ別所駅へ列車は到着した。
岩場までは市街地を歩き、山神社の手前で左折する。今回一番心配した、アプローチ入口を見つけられるのか、という懸念はあっさり解決。ほんとに駅から岩場まで約30分である。近い！ じっくり下見をし、それから約5時間、オンサイトとフラッシングの連続で充実した1日だった。
岩場の状況。10m～40mのルートが40本以上ある。ルート間隔は2m前後と近い。初心者の指導やリード練習に向いている。今回登った終了点は全てかけ替え。1ピン目が遠いのが気持ち悪い。岩の形状のためかハンガーが回るピンが有った。明るく休憩場所もあり過ごしやすい、非常に整備された岩場だった。近くの山神社にも岩場があり、またお邪魔させてもらいたいエリアである。
暗くなるギリギリまで登って、後は列車で晩ご飯を食べながら（飲みながら！？）広島へと帰った。なんか少し上手くなった気になったけど、三倉に行ったらこてんぱんにされるんだろうなぁ～（涙）。

今回のルート
里の秋記念5.8　冬景色5.9　ふつうのこ5.10a　へんなこ5.10a　へんなこ直上5.10c
よいこ5.9　めばえ5.8　レーガン落し5.10a　ブッシュ起こし5.9

行動記録　ＪＲ－ひめじ別所駅10:55－御着の岩場入口11:29－11:37御着の岩場16:56－17:41ひめじ別所駅－ＪＲ