2004年9月24日~26日
<参加者>大前、吉岡、多賀谷、福永、赤井
24日18時過ぎ、地御前を出発。廿日市ICからえびのICまでだが、手前の山江SAを今日の宿泊地とする。
25日 空には星が見えていたが、霧島連峰は雲がかかっている。えびのICを降りて、えびの高原を目指す。本日の霧島川遡行の出発地、新湯温泉に行ってみる。確認を済ませ、再びえびの高原へ引き返し、みやげ物店がある(バス停)軒下で朝食をとる。ここから見えるはずの韓国岳はガスの中だ。朝食後、再び新湯温泉へ向かう。車を林道のゲート前の空き地に停め、準備をする。ここの道路下には国民宿舎・新燃荘がある。荒れた林道を30分くらい歩くと霧島川に架かる新燃橋がある。この橋を渡って、左に入ると左俣遡行の開始地点となる。靴を沢靴に履き替え、念のためハーネス等をセットする。しばらく沢の中を歩くと釜を持つ5mくらいの滝が現れる。滝のすぐ左を上がるとナメが続く。まだ寒くなく気持ちよく遡行できる。やがて地図には両滝と書かれている、3段になっている滝(約16m)が見えてくる。この滝は右岸側を高巻いて滝の上部に出る。しばらく進むとゴルジェがあるが右岸側をヘツルようにして乗り越える。小さな釜を持った滝が現れると多賀谷、赤井は泳いで滝に取り付く。大前は福永をサポートしながら滝の横を登る。フィックスロープだけでは登れない福永には上から長めのスリングを投げ下ろし、引っ張り上げる。しばらく沢の中を歩くと結構長いナメ床が現れる。HPではヌルヌルとしてよく滑ると書いてあったが、気持ちよく上ることができる。ナメ床を過ぎ、しばらく進むと水量も少なくなり、やがて涸れてくる。二俣になるので、左俣を上っていくと、やがてブッシュとなる。あまり歩かれていないのか、ほとんど踏み跡のないブッシュの中を上に進んでいくと、やがて登山道に出る。赤井は登山道に出る直前、折れた笹竹で鼻の中を刺したらしく、血を出していた。しばらく歩くと韓国岳避難小屋に到着する。女性たちの花摘み?で小休止。ここから韓国岳への登山道は延々と木の階段が続きくが、これに飽きて頂上直下の数百mは岩稜を歩く。頂上から振り返ると見えるはずの大浪池はガスの中であった。予定では新燃岳まで足を伸ばすはずだったが、時間がなさそうなので、獅子戸岳から新湯温泉へ下ることにする。火山特有の滑りやすい登山道は歩きづらい。獅子戸岳から下り始め、しばらく後に雨となる。雨具を着るがすぐに小降りとなった。しっかりとした登山道は歩きやすく、なんとかヘッドランプの世話にならないうちに出発地点の新湯温泉に帰る。
林田温泉に今夜の食料の買出しに行き、新湯温泉に引き返し温泉で疲れを癒す。温泉の露天風呂は混浴。女子風呂から「大前さん、露天風呂に行きますヨ」の声がかかる。ここの温泉は乳白色で肌にいいらしい。風呂から上がった後は、えびの高原へ移動し、遅い夕食となる、ホテル軒下でシラフに入ったのは23時25分でした。 (記:吉岡)
新湯温泉ゲート(9:03)—(9:35)新燃橋(9:50)—(10:30)両滝—(10:42)両滝上部—(11:40)左俣終了点—(13:40)登山道—(14:00)韓国岳避難小屋(14:15)—(15:05)韓国岳—(16:40)獅子戸岳—(16:50)分岐点—(18:10)新湯温泉