陶が岳 最南峰


宮重(直)

月日 4月20日(日)
<参加者>赤井、武田、山本(文)、入会希望1名
<行動記録>
 諸般の事情で行き先も出発時間も2転3転した結果、陶が岳の最南峰へ日帰りとなった。出発は大町8:00というまったりスケジュール。しかしなのだ、サマコレ目指して10台のリードをするという課題は変わらない。

 天気は最高にクライミング日より。10時過ぎには壁の取り付きに到着していた。山口って近いですよぉ。で、早速登り始める。5.9~10.aでそれぞれアップ。取り付き広場には地元の方々も数人おられて、新ルート「稜線上のマリア」のを紹介してもらう。グレードは10.a~bだそうだ。オンサイト狙いで赤井、宮重と続く。そのとなりで、天使の階段10.aを文さんがさくっとリード。トップロープで赤坂さん、武田さんが滞りなく登っていた。

 短いお昼休憩のあと、赤井ちゃんは「しおりひも10.c」を狙いに。「しおりひも」は南峰の☆☆ルート。スケールのある、傾斜きつめのフェースを小さい手がかりをつなげながら高度を稼いでいく。核心は中間部のトラバース気味に左上のカチホールドを取りにいくところだろう、スタンスを慎重に選んで重心を移動していかないとペリッとはがされてしまう。R.Pは逃したものの、終了点まで抜けた赤井ちゃんのロープは貴重なのであった。

 さてこの日、地元クライマーの中でも際立ってしなやかな登りを見せてくれたジミーさんは、「ここ、登りませんか?」と言って普段では手が出せないようなルートをトップロープで触らせてくれる、いい人でした。というわけで、係は南峰のスラブの洗礼を受けたのでした。

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