期日:2019年6月6日
10年くらい前、名越が「九州の山に連れて行って~や」と言うので、二人で九重連山の白水鉱泉から黒岳を縦走し大船山から坊がつるに下りテント泊。翌日、平治岳に行くとミヤマキリシマが5分咲きくらいだった。このミヤマキリシマが満開の時ならさらにキレイでは?と昨年5月末、ちょっと遠いが日帰り計画を立て行ってみた。今年も6月2日、近所のおじさん(亀井会長)を誘って行く計画を立てたが、雨の予想で2日前に中止を決め比婆山に変更した。それでも今年も行きたいと思い、近所のおじさんはマチュピチュに行って留守なので、一人になるが6月6日に岡本が計画を立てているはずと思い行ってみることにして就寝。午前2時30分、寝過ごすことなく出発。6時過ぎ由布岳PAから岡本に電話すると、やはり平治岳に来ており男池駐車場にいるという。まだ1時間くらいかかりそうなので先に出発しても良いと伝え、登山口の男池駐車場に行くと二人(夫妻)で待っていた。平日なのに登山者が多いが、車は何とか駐車できた。この時期ならではあろう。急いで朝食のおにぎり3個を食べて出発。新緑の中を歩くのは気持ちいい。緩い登山道は火山地帯なので濡れると滑りやすいが、ここ2,3日は雨が降っていないので滑ることなく歩ける。やがてソババッケに到着。ここから平治岳東斜面が見えるがピンクのミヤマキリシマは全く見えない。小休止して黒岳・大船山分岐を右にとり大戸越への登りにかかる。登山道は少しキツくなるので滑らないよう注意しながら登っていくと、やがて大戸越に到着する。大戸越は多くのミヤマキリシマ目的の登山者がいる。それぞれ写真を撮っている。ここから見る平治岳は全山がピンクに染まっており、峠の反対の西方面には三俣山、星生山などが見え、三俣山の斜面にはミヤマキリシマが見られる。すこし休んで(写真を撮って)頂上への登山道に入る。ミヤマキリシマは木が堅く半袖だと血を見ることになる。昨年は一株だけあった白いミヤマキリシマが見られたが、残念ながら下山専用道だったので、今回は見ることが出来なかった。頂上手前の大岩のあるところがベストショットの場所のようで場所待ちの状態。下方には坊がつるに張られたテントがよく見える。この場所で写真を撮り、頂上へ移動。登山道傍の少し広い場所では登山者が弁当を広げている。頂上はそんなに広くなく写真を撮って西に延びている緩い尾根の先まで下ってみる。ここもにわか写真家が多い。愛知から来たという若い女子にシャッターを押して欲しいと頼まれたりする。頂上への登山道傍で昼食。頂上へ帰り、今回は同じところは下りたくないので、ソババッケ近くへの登山道に下るコースを選ぶ。その登山道は頂上からなので迷うはずがない?はずで、下りながら登ってくる登山者に「この登りはキツイでしょう?」と聞くと「キツイですね。」の返事。キツイ登山道をかなり下った頃、傾斜が緩くなってきた。「??」と思っていたら、岡本がYAMAPの地図を示して「様子がおかしいですよ」と言う。確かに予定の登山道からかなり外れている。頂上へ引き返すには、ここからだと標高差200mくらいの登り返しになる。このまま下ると駐車場まで8kmくらいあり、山の中にタクシーが呼べるか迷うが、色んな事情でそのまま下ることにする。しばらく下ると林道になり、さらに登山道を歩いていると平治岳北登山口に出た。ここから林道となり𠮷部の駐車場へと続く。途中から近道らしき登山道があるが、登ってくる人もいたので林道を下る。すこし進んだところで地図を見るとかなりの大回りとなる。ここで高齢者が小さなザックを背負い、キャリーバッッグを引きながらやって来て「坊がつるまでどれくらいで行きますか、ここまで3時間でした」と聞いてきた。「坊がつるから平治岳に登って、今日中に下山して鹿児島に帰る」と言う。ヨボヨボの歩き方や年齢、これからかかる時間を考えると、それは無謀なので引き返すようアドバイスするが先に行ってしまった。平治岳、キャリーバッグなど引いて登れるほど登山道は広くないのに。登山道へ引き返していると何人かの登山者がいたが、そのまま林道を下るらしい。一人の登山者は近道の登山道を知っているので一緒に引き返すという。YAMAP の話をしながら歩いていると、男池駐車場まで送ってくれるという。これで道路を歩かなくて済む。駐車場は200台くらい駐車可能で、この時期は9時頃には満車になるらしい。福岡から来たYAMAPER さんの車で男池駐車場まで乗せて頂き、15時30分、岡本と別れ、350km ノンストップで走り、19時過ぎ帰着しました。 来年も見頃の時期に行こう!