御在所岳・鎌ケ岳(根子岳変更)


吉村

月日:5月20日(金・夜)~5月22日(日)
参加者:横山、三谷、桑田
<行動記録>
阿蘇山系の根子岳を熊本震災の前から計画していたが、根子岳の天狗峰の一部が崩壊し縦走は無理なので、御在所岳に変更した。
20日、集会終了後、横川を横山さんと出発し、大町駅で桑田さん、深川で三谷君と合流する。山陽道を東へ走り、予定していた白鳥PAにテントを張って、少し寝酒をして眠りにつく。
21日、4時半起床5時出発。四日市ICを出て鈴鹿スカイラインの青滝近くに路駐し、登山の準備をしていると、続々と車がやってきて駐車スペースがあっという間になくなる。人気の山だ。
登山コースは中道登山道を使う。天気は晴れていて暑くなる予報だが、樹林の中は涼しく風も心地よい。所々に奇岩や展望台の様な岩場が出てきて、飽きない。登山者は前に後ろに大賑わいである。若い人が多く、沢山の山ガールも元気に登っている。この山は花崗岩で形成され、登山道には花崗岩が風化したザレが多い。そのためか、ムカデを2匹見かけた。
1時間40分ほどで頂上園地の遊歩道に出る。ここからはロープウエーに乗ってきた人も加わり、登山とは違う雰囲気が漂う。三角点のある頂上で記念写真をパチリ。西にある御岳大権現へ行ってみる。木曽の御岳から御神体の一部を移して神社を建立したと看板にあった。なるほど見晴らしの良いところだ。神社の裏側に回って大休憩とする。建物の影は風が抜けて寒ささえ感じる。
頂上の小さなスキー場を抜けて、国見峠へと下る。峠からは10分ほどの国見岳へ行く。ここからは藤内壁が良く見え、クライマーの姿も確認できる。一旦国見峠に戻り、裏道登山道を下っていく。途中に藤内壁の入り口が見える。ここは中京・関西のゲレンデであり、コールがこだまして賑やかである。前尾根や中尾根の位置を説明する。藤内小屋前を過ぎ、駐車した車に14時過ぎに着く。
近くの希望荘の温泉で汗を流した後、ビールを買いに麓のセブンに行く。以前使ったことのあるテーブルといすと上がりの床付のゴージャスな東屋を今夜の宿とした。
22日 4時起床して朝食のうどんを摂る。片付けをしていると床の隅にムカデがいたので速やかに駆除した。
今日は御在所岳南にある鎌ケ岳を宮妻峡キャンプ場から登山する。道は知らないがカーナビの指示通り、最短で到着する。頂上往復では面白くないので、一旦水沢峠へ登り県境稜線を辿って鎌ケ岳へ、下りは別ルートから宮妻峡に帰る。
6:30登山開始、登山者は見当たらず、人気のない山なのか?先程キャンプ場のトイレを借りていた三谷君がヒルを見たという。林道を歩き始めたら桑田さんが「横山さん、ヒ、ヒ、ヒルがズボンに付いている」と大騒ぎ。朝なのにヒルかいな。1時間半歩いて水沢峠登山口に着く。山道に入ると所々に炭焼き釜の跡や石垣のある平坦地が現れ昔の人の峠道の往来が偲ばれる。最後がしんどい急坂を越えると峠となり、涼風が火照った体を癒してくれる。
鎌尾根と呼ばれる県境稜線はいくつものピークが織り成す変化に富んでいて飽きない。次はどうなるのかワクワク感さえある。どこやらの県境とは随分と趣が違う。鎌ケ岳のピークは花崗岩の三角錐の岩峰である。むしろ槍ケ岳の名がふさわしいとさえ思える。ここまで10名ほどの登山者(男ばかり)しか擦れ違わなかったのでやはり人気のない山かと改めて感じていた。しかし頂上に出てみて、びっくりだ。大勢の登山者(山ガールも)がいるではないか。鈴鹿スカイラインの武平峠からは、たやすく登れる様である。空身の女性も登ってきた。
10時過ぎに岳峠から下山に掛かると更に次から次へと登ってこられる。普通の山登りはお昼ご飯を食べるのが一般的だからであろう。我々は広島に帰らねばならない(大河ドラマ真田丸までに)ので、11時半に宮妻峡に下りた。
<コースタイム>
5/21 御在所岳駐車スペース7:20~中道登山8:05~御在所岳頂上10:27~国見峠11:45~国見岳11:55~藤内壁入り口13:00~駐車スペース14:04
5/22 宮妻峡駐車場5:47~登山開始6:02~水沢峠登山口6:42~水沢峠7:32~鎌ケ岳9:37~駐車場11:28