クライミング技術講習会第2回(三倉)


横山正雄

<月日>5月20日(日)
<参加者>高田、赤井、宮重直、多賀谷、野田、(心得)奥原
 先週の窓が山(パート1)に引き続いて、今週は場所を三倉に変えて開催することとなったこのクライミング講習会。立案者の中島さんは結婚記念日の大行事に忙しいらしく、前回の閉講式時、早々と参加辞退を宣言されている。
 したがって、今回は係が講師を努めることになったのだ。
 立案者が採用したテキスト(新クライミング技術)を係は持っていないので、今回分は立案者に該当ページをコピーしてもらい事前学習して挑むこととしたのだが・・・・。
 講習会場のAフェース基部に着いたとき、3日前に読んだはずの内容が、ここまでのアプローチでかいた大汗とともに脳みそからすっかり消え去っていてしまい、「さて、始めましょうか。」と言ってみたものの、出だしのカリキュラムが全く浮かんでこない係なのです。
 こういう場合、どう対処するか・・・。
 係の場合は前回のオサライから着手し、講師自身の頭の中を整理し、徐々に新規内容に移行することにしている。
 ロープワーク(インクノット、ボウラインノット)・・・(できましぇーん。)「おいおい、こりゃ遺憾。」
 オサライではなく本気で時間をかける事にする。
 そういえば思いだした。「先週は窓が山のキレットが冷凍会場であったため、凍死寸前の状況だったよな。そうよ、ロープワークどころの騒ぎでは無かったんだよなー。」
 30分ほどのおさらいで係のおしゃべりにも、やっとリズムが出てきたようである。今回の内容がだんだん浮かび上がってきて、いよいよセルフビレイからリードの確保要領、セカンドの確保要領へと進んでいく。
 本日は、確保システムの概要のみを説明し、実際の体得カリキュラムは後日のパートで実施するそうである。
 中島さんから仰せつかった内容を一通り説明したところで、お楽しみの昼食会とした。12:45。
 心得の奥原さんは、あまりにも急いできたので、弁当をうっかり買い忘れてい たとのこと。
 「うっかり八兵衛でも弁当だけは忘れませんよ。ね、黄門様。」ともあれ、今回は他のメンバーが少しずつ供出した行動食で飢餓遭難を回避することができた奥原さんであった。
 さて、午後については講習から放れて、実際のクライミング技術の習得に専念することにし、特に新人の方にはトップロープで岩に慣れてもらうことにした。17:15まで頑張り、今回の講習会を終了とした。

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