月日 6月8日
<同行者> 金本
女亀山のことを知ったのは小学校5年生くらいの時だから、もう50年も前になる。その頃はまだ赤名トンネルもなく奥深いところなので、とても登ることは不可能と思い込んでいた。そんな女亀山のことを何年か前に耳にすることがあり、いつかは行ってみようと思い地図を見ると赤名峠から比較的近いことが分かる。webにもかなり書き込みがあり、意外にも1時間くらいで頂上へ着くらしい。6月4日、金ちゃんと十方山に行った帰り、次回は女亀山に行こうと誘ってみる。たまたま今日(6月8日:木曜日)休みが合ったので、行くことにした。
8時、金ちゃんを迎えに行き五日市ICから中国自動車道で三次へ。後はR54号線で赤名を目指す。トンネルを抜けドライブインを過ぎてすぐ左に入り、国道沿いを引き返すように南下する。狭い舗装されている道なりに進むと鈩谷(たたらだに)の最奥に民家があるところまで進む。舗装はここで切れている。この民家の人の話では、まだ奥まで車は入れるらしい。まだ車に傷を付けたくないので、少し入ったカーブのところが、広くなっているのでここに駐車する。さっそく登山靴に履き替え、10時出発。少し入ると広いスペースがあり、車が2台と仕事で入ったらしい男性2名がいた。道の確認と「頂上まで1時間くらい?」と聞くと「あんたらなら30分で行けるよ」と言われる。林道から登山道に入ると杉林であるが、年1回くらいは草刈をするらしいが、道は結構整備されている。神戸川の源流の碑が登山道の側に建てられている。ここでは地下から水が湧き出していた。傾斜がきつくなると階段が続き、鞍部らしきところから出ると左に大きく曲がる。さらに階段を上っていくと、やがて杉林からブナ林へと代わっていく。細い登山道の周りにはブナの巨木が見られる。広葉樹林をしばらく登っていくと頂上にある神社の屋根が見えてくる。あっけなく登山口から30分で着いてしまった。頂上はブナに囲まれ、気持ちよい。雨が心配なので、早々に下山開始。踏み跡は南や東の尾根にもあるが、あまり良さそうには見えない。来た道を引き返す。のんびり下っていると心配していた雨が降り出した。上がる時いた二人は草刈を済ませたのか、もう車と共に消えていた。30分で出発地点に帰り、狭い林道で車を反転し、帰路に着く。時間を掛けてきた割にはあっけない登山だった。紅葉の季節にもう一回来てみたいところだ。昼のムスビを買った布野の道の駅で昼食をとり、54号線で帰る。