境谷(市間山)沢登り


吉村

2017年6月18日(日) 係:吉村
参加者:元廣、松林、川本
(前夜のみ)小此木、三谷、松原
<アルバム>
<行動記録>
 土曜日の夕方、我が家の外の特設会場で、係の友人を含めたメンバーでバーベキューを行った。今年は寒気が入っているのか、日が陰ると夜は半袖では寒く感じる。裏の可愛川には、ホタルがちらほらと飛んでいた。
 翌朝、我が家を出てJR 宮内串戸駅で川本君を乗せ、吉和村経由で立岩ダム駐車場に着く。今年は空梅雨で、最近はほとんど雨が降っていない。ダム湖も水が半分位しかなく、対岸には水没していた昔の田んぼの石垣が出ていた。
 ダム堰堤を渡り、ダム湖沿いの道を20分ほど歩くと境橋となり、入渓する。まもなく5mF1 が現れる。水底の岩は大雨が降っていないので藻が生育しているのか、よく滑った。
 その後、小滝が連続する。10mのF7 は左岸を高巻いた。この高巻きは岩がもろく不安定である。安全を確認した上で、落とせなければ危ない岩は落としながら谷に戻った。
 4段の滝F9は上部の2段でロープを出した。川本君のリードで3段目の滝の右側のクラック沿いに登り、4段目は左岸の側壁にルートを取った。この側壁は不安定な草付きの登攀だった。
 3mF11 を越え登っていくと、ワサビ田跡に出た。探すと残っているのは貧相な十株程度で、あとは流されたのだろう。更に登っていくと水流がなくなり始め、その後の行動水を確保する。普段はここで沢装備を解除し、靴を履き替えるのだが、下降を隣のタケノオ谷に取るのでそのまま稜線へ登っていく。大した笹薮はなく、市間山~立岩山の稜線登山道に出た。
 水と行動食を摂りながら休憩する。松林君だけ濡れた服を着替えている。どうせまた沢を下降し濡れるのに。
一旦、空荷で市間山まで行き、デポした装備を回収し立岩山に着いた。この岩稜ピークのみ見晴らしが利く。ここの稜線を下ったところからタケノオ谷の下降点となるのだが、綺麗好きな松林君が、また沢用の服に着替えている。
 タケノオ谷は最初は笹や木を掴んでの急下降だが、やがて石のごろごろする谷になる。谷が狭まってくると水が出てきて小滝が出てくる。左岸を巻き下っていくとまた水の無いゴーロ帯となって、ダム沿いの道に出た。ここから松林君がカープの試合が気になると、一人スピードを上げる。
<コースタイム>
8:05 立岩ダム駐車場→8:20 境谷入渓→9:15大滝(F7F8)下→9:55 多段の滝中段より登攀開始→10:50 登攀終了、休憩→11:11 遡行再開→11:13 右俣階段滝の二俣→F11→12:55 標高1070m 稜線上13:00→13:10 市間山→13:55 立岩山→14:05 立岩山北西沢下降開始→15:40湖畔小径の橋→16:00 立岩ダム駐車場
(記:吉村)