個人山行:高鉢山~呉娑々宇山の長~い縦走ー若い頃を思い出して。


亀井且博

2020年4月15日(水)曇り

参加者:亀井(単独)

若い頃の歩荷トレーニングの縦走路だった高鉢山から呉娑々宇山を数十年ぶりにトレースした。おそらくこれがこのコースの全山縦走は私にはこれが最後になるだろうと想い、今なら何とか歩けるだろうと出かけた。今日の歩きはもちろん歩荷では無く、ほぼ空荷に近い最低限の装備と食料と飲料。こんなに長かったかいな~と思う程長かった。途中にエスケープできる道が次から次へといくらでも現れるので、日和見しそうになるが、自らを叱咤激励して、なんとか予定通りの全縦走が出来た。それにしても長かった。良く歩いたもんだ。歩行距離:24Km

<行動記録>

狩留家駅から県道を横断して高鉢山の登山道に入る。昨年高鉢山~安駄山の縦走をした時に登っているので、何も考えずに黙々と下を向いて登った。ところが歳を取って認知症が出始めたのか、何度も登った高鉢山の登りで初めて道を間違えた。ボーッとしとると「チコちゃん」に叱られそう。仕方なく引き返して、猛烈な急登を喘ぎながら登って高鉢山に着いた。2時間もかかっている。先が長いのにこれではいかん。もう少しスピードアップと思っても、如何せん高年登山者にはスピード違反はできない。高鉢山からはこれも転げそうな急坂を湯坂峠に下った。

      高鉢山頂上
湯坂峠からはアップダウンを繰り返しながらしっかりとした縦走路を辿り、長者山まで約2時間。お昼が近いので景色の良い長者山頂上で昼食とした。昨年2月の例会山行で下ったミノコージ峠、立石山を越えて林道に出た。林道には車が2台停まっていた。林道を横切って藤が丸山への登りに差し掛かるがこの登りは結構苦しい。2人の登山者が下りてきた。先ほどの林道に停まっていた車の持ち主だった。藤が丸山を越えてようやく呉娑々宇山に着いた。すでに時刻は2時半を回っている。水分峡経由で下ることも考えるが、ここは予定通り最後の船越まで頑張れと叱咤し、下山する。

ばくち岩から広島市街地の眺め

呉娑々宇山頂上からの下りは結構長い。茶臼山や甲越峠からの登りに疲れた体がこたえる。5時過ぎにようやく最後のピークの岩滝山に着いた。あとは階段を下って岩滝神社にお参りし、安芸区区民文化センターまですぐであった。

<コースタイム>

狩留家駅6:50~8:50高鉢山三角点~8:56高鉢山頂上9:03~9:32湯坂峠~11:41長者山(昼食)12:10~12:37ミノコージ峠~12:56立石山~13:52藤ヶ丸~14:39呉娑々宇山~16:18茶臼山~16:33甲越峠~17:06岩滝山~17:36安芸区区民文化センタ―

<コース図>

コメントを残す