No.4131 八面山、英彦山   (係)宮重(直)


宮重(直)

11月2日(土)~4日(月)
参加者:川﨑、島本、徳永、平本、真栄

11月2日
 早朝に広島を出発…のはずが、すったもんだで八面山に到着したのは12時過ぎ。

 曇り空ではあるが岩の状態は良好、チョロ松君はアップがてら去年の宿題をツルリと片づけてしまった。出だし好調に見えたがその後はやっぱりチョロ松君であった…。初めての岩場でビビった人、去年のリベンジに燃えた人、それぞれが自分の課題に取り組んだ。
 
 今日も早めの撤退は予定に終わり、車に戻ったのは薄暮の頃、買い物を済ませて真っ暗なキャンプ場へ。チョロ松君が愛してやまないN津山岳会のS氏がたくさんの差し入れを抱えてテントまで訪ねてくれた。美味しい唐揚げに一同大感激、今日は岩場でもご一緒してもらい、ますますファンが増えている。そして、今日のメニューは「『金のハンバーグ』とろけるチーズ乗せ、ポテトサラダ、トマトスープスパゲティ」本日の食当の島ちゃんが次々と美味しい料理を作ってくれた。


11月3日
天気予報はやはり当たってしまった。雨の音を聞きながら豪華朝食メニューは「パンのポテサラサンド、クラムチャウダー」これまた美味しくいただいた。
 
 雨の中、予定通り英彦山を縦走することにする。別所駐車場に車を置き、みんなで町営バスに乗って豊前坊へ。ここから出発である。下の神社で甘酒をいただき心まで温まって出発、濡れた石段を黙々とあがり一本杉へ。ここまでの汗がす~っとひくほどよい風が抜けていた。北岳、英彦山へと縦走するが11時に着いてしまった。前回は満席だった休憩所も空いている。6人で占拠して、誰かさんが歩荷してきた珈琲と梅が枝餅をいただき早めの昼休憩としたが、出発しようかという頃にはどんどん登山者が到着してきた。まさに人気のランチ店に時間差で入れたような気持ちよさを感じたのであった。
 稜線の縦走はガスの中だったが、時折ガスの切れ間に見える紅葉はついつい立ち止まってしまうほどの美しさである。予定通り鬼杉を回って車の待つ駐車場へと下山し、温泉で汗を流して停泊のキャンプ場へ。
 
 今晩の食当は徳ちゃん、メニューは「ごま豆乳鍋」である。現地購入の食材を手早く捌き早々に大宴会である。「シメのリゾット」はパルメザンチーズたっぷりで濃厚美味であった。


11月4日
 9時から晴天の予報は悲しく外れ、朝一でトドメの雨に降られる。こうなったらゆっくり朝食を楽しもう!!朝のメニューは「フレンチトースト、白菜と大根のかぼすサラダ」ホテルの様なメニューがテントの中でガヤガヤ言いながら仕上がっていく。濃いコーヒーでまったりと朝食を愉しみ、昨日濡れたザックを乾かしているとにわかに陽が照りだした。

 この日差しに誘われ遅めの出勤してみるも、岩はまだ濡れておりトップロープで登ることにする。こんなコンディションの中、チョロ松君は「このルートは乾いとるよ」と係の無責任な言葉につられて5.10bのルートにトライするが、核心部はしっかり濡れていて怒涛のトライとなってしまう。太陽はなかなか顔を見せず、「唐揚げ食べて帰るか~」と撤退モードになりかけたところへN津山岳会のH中さんが来られて「まさか、来てるとは…」と一言。とはいえ的確なアドバイスをいただいたチョロ松君は半泣き状態でもとうとう上まで抜けることができた。かかったTRを駆使して3本登り撤収とする。みんなはすでに唐揚げモードにギアチェンジされている。美味しい唐揚げのお店を紹介していただいてお店の前で速攻頬張り、車に乗り込んだ。


 昨年に続き、今回もN津山岳会さんの暖かいおもてなしに感激しました。今回、参加した全員が「またいつか広島でお返ししたい」と思ったのでありました。そして会と会を結び付けてくれた今は亡きあの方に思いを馳せ、山行はとても真似できなくてもその心意気を大切に引き継いでいきたいと思うのでありました。

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