No.4087 鉾取山~坂山  (係)武田


武田

<月日> 1月14日(月・祝)
<参加者> 池野、野田(あ)
<行動記録>
JRから鉾取山系の頂上付近に雪景色が見える。昨晩だけの雪だが、しめった雪で樹木が押さえつけられ、雪のトンネルならぬ薮こぎを強いられるところが多かった。頂上公園の広い山道でさえ時間がかかり、また、気温の上昇で雪道の底は川になり、下り坂はぐじゅぐじゅですべりやすいので、今回は金ヶ燈籠山から坂山にかえることにした。
見慣れたこのコースも、雪で景色は一変。平原からの谷沿いの山道は、雪で押さえつけられたブッシュの連続だが、倒木で明るい。熊野側からの風雪で、右を見ると真っ白な杉の幹。水墨画の世界だった。頂上に近づくにつれ、積雪量は増え、足首、ふくらはぎ、吹きだまりでは膝下のラッセルだった。モンスターになりかけのヒバの大木もあり、広島近郊の山なのに、芸北に行った気分を味わえた。鉾取山頂では、陽光いっぱいの広島湾と40cmの雪景色は好対照だった。休むにも落雪がひどいので、屋根付きの東屋まで足を伸ばし、長めの休憩をとる。山頂まで2時間だったが、南側のピーク(見はらし小屋)まで、公園の広い道まで雪のブッシュが続き、1時間もかかってしまった。下りに時間がかかることを考慮して引き返すことにした。
平原分かれから坂山に道をとる。振り返る鉾取山は、樹上の雪もとけ、あんなに雪があるようには見えないねぇと言いながら、ザクッザクッと歩きやすくなった雪道を軽快に足を進めることができた。
瀬野小学校脇の河川敷では、とんどをしており、橋からしばらく見学させていただいた。池野さんからとんどの組み方、縄のない方など話を聞きながら、瀬野駅までゆっくり歩き、今日の山行を終えた。目的は果たせなかったが、久しぶりの雪の感触を味わえた山行だった。
<コースタイム>中野東駅8:40―登山口9:06―分岐9:30―鉾取山10:40―見はらし小屋11:20~11:45―分岐13:00―坂山14:00―登山口15:10―瀬野駅15:30